はじめに

原因不明の体調不良が実は『機能性低血糖症』だった。ここに辿り着くまで、沢山時間を費やしました。
世間ではまだ広く認知されていないこの病気、少しでも多くの人がこの苦しみから抜け出せますように。
治療体験談です。

お願い

※このブログはあくまで個人的な治療体験にもとづき、低血糖症についての情報をまとめさせていただいたものです。症状や治療法に個人差があり、全ての人に当てはまるものではございません。主観的な意見も多く含まれますので、参考程度にご覧ください。

2011/03/19

Pray for Japan.

お久しぶりです。
地震から一週間、私の住む地域も大きな揺れを感じましたが
とくに目立った被害もなくこれまで通りの生活を送れています。

東北岩手は母の実家があり叔母が住んでいます。
岩手と宮城には思い出の場所が沢山あり、
今回の地震で被害にあった場所のいくつかもかつて訪れたことがあります。
幸い身内は無事でしたが、毎日テレビで被災地の状況を
目にするたびに、言葉にできない感情がうずまきます。

被災された皆様に心よりお見舞い申しあげます。
そして一人でも多くの方が助かることを祈っています。

持病を持つ方、体調が優れない方にとって
避難所での生活は本当に大変なことだと思います。
健康でいられることがどれだけありがたく素晴らしいことか
今回また思い知らされました。
少しずつまた更新をして行く予定です。

ブログには毎日全国から多くの方が訪れてくれるようになりましたが
その中には被害の大きかった地域の方もいらっしゃいました。
少しでも皆様が健康を取り戻すためのお役にたてるよう頑張ります。

Pray for Japan

2011/03/09

治療記録 1ヶ月目

検査結果が出てからの治療記録を1ヶ月ごとに書いています。
それ以前の私の症状はこちらからどうぞ→私の症状
※個人の治療記録です。参考までにお読みください。 

症状
検査の結果は無反応性低血糖症。検査基準にギリギリ引っかかる感じです。
血液検査では基準値を下回るものがちらほら。
めまい、疲労、倦怠感、腰回りの重さ、目の霞、動悸、胸部痛、むくみ、軽い頭痛、身体のほてり発汗、体温の上下などは相変わらず日常的に出たり治まったりを繰り返しました。
生理の症状は全身の倦怠感と吐き気、頭痛が期間中ずっと続くというものに変わってきました。重度のものが一日に集中するというよりも、それより軽いけれど辛さを伴うものが1〜2週間続く感じです。全身が気持ち悪いという感じ。
一時体調が安定していたように思えたのですが、
その頃にしたリンパマッサージで、目の霞や酷いめまいが
出るようになりそこからまた体調がくずれていきました。
その後は出かけた次の日は何も出来ない状態や寝込んでしまったり、
外出先でひどいめまいと動悸に見舞われたりして、
返って以前より症状を自覚するようになります。
また夏バテも手伝ってか下痢もしていました。


治療薬/サプリ
サプリは検査時に勧められていた2種に加えて、計4種類すすめられましたが
まだ栄養治療に対して少し不安があったので、その中でも重要とされる
2種のみを摂取しました。簡単にいうとタンパク質とビタミンBです。
残りは保険薬で鉄剤とビタミン剤を処方されました。
これといって症状は改善せず、むしろ吐き気が増したような気もしました。
1ヶ月後に気づいた事ですが指導された量をきちんと飲めていませんでした。
だいたい半分くらいの量です。計量ミスでした…。そうとは気が付かず、
それでもなかなかの量でサプリを飲みきるのがしんどかったです。

運動
ラジオ体操は一応続けられていました。
日光を浴びたいとの思いで、午前中に少しウォーキングをしたり
していましたが、やはり習慣と言えるほどではなく、月に数える程度でした。

食事
先月に引き続き、ある程度バランスを考えて自炊した物を食べている程度です。
加えて、多少指導された食品をとるようにしたり。
間食は、3時間ごとに、この時期ナッツ類をよく食べていました。
ただ胃腸虚弱の私には結構負担がかかっている印象がありました。
あとは豆乳をのんだり。出先では思うように間食もとれませんでした。
確実に一日の摂取量は増えています。
ただ徹底してはいないので気になりながらも出先ではコーヒーを飲んだり、
所かまわず、外食をしたり。やはり食事の持つ意味にまだ気づけていないのと
一緒にいるひとを巻き込んでまで、徹底できないという思いがありました。
かといって徹底しようともまだ思えていない時期で、
普通にアイスも食べていましたし、
出先で友人と一緒にデザートを食べたりもしていました。
頻繁に食べなければ大丈夫なんだろうと根拠もなく思っていたので…。
どこかでサプリが薬のように一番効果を出すと思っていたのかもしれません。

振り返ってみて
いよいよ、検査結果がでました。どうせ違うと半ばあきらめモードで
病院に向かっていたのですが、実際に低血糖症だと言われると、
思っていた以上にほっとしている自分がいました。
もう我慢しなくてよいという思いからか、それとも猛暑の厳しい夏だったからか
休んでいる割に元気にならないそんな感覚がありました。それどころか
前よりも症状を自覚したり、頻度が増したようにも感じていました。

ただ休みというゆったりとした流れの中で、症状が出たり出なかったりを
繰り返すことで、自分の些細な体調の変化に気づけるようになります。
こうして症状と向き合う事で、どういうときに症状がでやすいかということに
少しずつ気づけるようになったのです。

一日中遊んだあと、PCを長時間使用したあと、
興奮しておしゃべりをしすぎたあと、運動をしすぎたあと、
遠くまで出かけたあと、運転したあと、長湯のあと、夜遊びしたあと 等
通常より気力体力を使った日に症状がでること、逆に
全く何もしないことではじめて症状を抑えられていることに気づきました。
加えて、空腹が続いたとき、コーヒーを飲んだ日、アイスを食べた日 等
なんとなく、食事に関係して悪化しているような気がしてきたり。
もちろんこれとは関係なく元気だったり、具合が悪くなったりもするのですが
体力の温存の仕方や食事の取り方が思ったよりも大切なのではと
以前よりも自分の生活スタイルに絡めて感じられるようになったのです。
そこで、自分では大丈夫だと思った日でも、医師の指導のとおり、
夜は遊ばず早く寝ること、頻繁に予定を入れない事、糖質制限、
カフェインやアルコール制限を徹底する事にきめました。

振り返ってみるとこの頃は、いままで毎日仕事をしていたのだから
無理をしない程度に気分転換したり、リフレッシュしたりすることは
むしろ大切だと思っていたので割と予定もいれていました。
月の前半は病院の後、帰りに映画を見たりしていますし、思った程
規則正しい生活をしていません。もちろん身体は鉛のように重く、
非常に疲れ、めまいを伴っているのですが、
それが無理したせいだとは思っていない時期です。
エネルギーの消耗が血糖値に影響を与えていると分かっていない時期です。
この頃の行動を振り返るとまだまだ上手く休養できていなかったように思います。

病院で栄養士の方に、仕事をしている時などは身体が興奮状態にあるため、
休日にどっと症状がでると言われたときはとても納得しました。
免疫学の本にも過労死のメカニズムとして同じようなことが書いてありました。
人間は目の前にやらなくてはならない重要なことがあるときは
身体が不調に気づけないないような状態にするそうです。
休む前の私は馬車馬のように朝から晩まで時には休日まで働いて、
その合間に予定を詰め込んで…。
そんな生活から一転、休んだことと、昨年の猛暑も手伝ってか、
この頃の体調の悪化を招いたのでしょう。

本当に一度しっかり休むということが必要な状態だったのです。
仕事をするかしないかは本人次第、私は今でも仕事を続けながら
治療ができていたらどんなによかっただろうと思う事もありますし、
その段階で気づける事が一番だと思っています。
そんなわけで、治療を徹底しはじめた私の記録は次回になります。