はじめに

原因不明の体調不良が実は『機能性低血糖症』だった。ここに辿り着くまで、沢山時間を費やしました。
世間ではまだ広く認知されていないこの病気、少しでも多くの人がこの苦しみから抜け出せますように。
治療体験談です。

お願い

※このブログはあくまで個人的な治療体験にもとづき、低血糖症についての情報をまとめさせていただいたものです。症状や治療法に個人差があり、全ての人に当てはまるものではございません。主観的な意見も多く含まれますので、参考程度にご覧ください。

2011/04/27

治療記録 2ヶ月目

検査結果が出てからの治療記録を1ヶ月ごとに書いています。
それ以前の私の症状はこちらからどうぞ→私の症状
※個人の治療記録です。参考までにお読みください。 

症状
種類はそれほど変わりませんが、頻度は減ってきたように思います。
やはり活動量が多かったりすると症状が出てくる感じです。
(めまい、疲労、倦怠感、腰回りの重さ、目の霞、動悸、胸部痛、むくみ、軽い頭痛、身体のほてり発汗、体温の上下など)
後半は生理もあったせいか、目に見えてひどい症状がでました。
寝込む程の生理痛と酷い貧血。激しい頭痛。痛みや不快感をともなう倦怠感がずっとつづきました。これまで嘔吐を含む激しい頭痛は1日に集中して起きていたのですが、今回は3日くらい寝込み、その前後も具合が悪く、目眩、倦怠感などで何も出来ませんでした。
お腹は常にゆるく、下痢もしばしば。サプリの影響か胃腸の違和感や重さも感じるように。


治療薬/サプリ
吐き気の原因が医療処方の鉄剤にあるかもしれないとのことで、
サプリの鉄に切り替えました。(鉄の種類が違うそうです)
症状も思ったより改善しないため、鉄以外にも当初から勧められていた
サプリを全て服用することに。前回からのタンパク質(プロテイン)、
ビタミンBに加え鉄、カルシウム・マグネシウムをとることに。
合わせて、前回から飲んでいるビタミン剤2種と
下痢が続くため整腸剤を1種。正直摂取量の多さに不安が募りました。
いくら栄養剤とはいえ大丈夫なのかと…。
この頃同時に耳鼻科に掛かっていたため、合わせて大量の薬を
飲む事に抵抗がありました。
また先月摂取量を間違っていたこともあり、プロテインの量が増え、そのためか
膨満感やもたれる感じ胃が疲れている印象を受け、
サプリの効果にまだまだ不安がありました。

運動
前回と変わらず。ラジオ体操をしていました。少しずつではありますが、
ウォーキングの回数が増えてきました。


食事 
前の月の症状の出方から食事を徹底する気になりました。
とりあえず病院で指導されたことははじめてみることに。
まずご飯を玄米入りに。本当は消化の関係もあり胚芽米と指導されていたのですが違いを理解していなかったのと、やはり少し食事療法の意味を理解しきれていなかったので白米と半々にしてたべていました。
砂糖の摂取をやめること、カフェインの摂取をやめることなどを徹底していましたが外食はGI値の低いパスタなどを食べたりとまだ徹底までは言っていません。
(後に病院に聞いたところによれば、GI値だけにとらわれてパスタを食べるよりは副菜が多い定食でバランスよく食べご飯を半分残す方がよいといわれました。)

振り返ってみて
前の月に、徐々に自分の症状が食前や体力の消耗時に関わっていることを
なんとなく実感したことや、サプリでは急激な回復が見れなかった事から
この月から実際にサプリ、食事ともに治療を徹底しはじめます。
まず、仕事がないため自分でも平気だと思って週に2,3回は入れていた予定
(人とあったり、外出をしたりという体力を使うもの)を
週1回に。指導のとおり、夜は遊ばない、遠出はしない。
1日に予定を詰め込みすぎない。
食事の徹底(砂糖をとらない、カフェイン、アルコールは飲まない)等です。
自分で多少平気だろうと思う事は平気じゃないことにして
なるべく無理をしないようにしました。
そうするとやはり、どんな時に症状が出やすいかが見えてきました。

最初は3ヶ月ほど休んで薬とサプリを飲めばすぐ復活できると思っていました。
しかし緩やかにしか回復をみせず、そうかと思えば重度の症状がでたり
復帰のために何か勉強したり準備をしなくてはと気持ちだけがあせるのに
全然行動に移せず、全くやる気も出ませんでした。
自分でも復帰のめどが断たないことに少し焦りを感じていました。

冷静に症状だけをみつめると、抑えられているのですが、
(あくまで抑えられている感覚、治った感覚とは違ったので)
あまり元気な感じはしていません。まだこのころは体力がありません。
これを表現するとしたら、パワーが半減したというよりも
毎日200%の力で生きなければいけない感覚です。
分かりづらいかもしれないけれど、だからなんだか疲れがずっととれない感じ。
さらに少しずつ症状が安定する日に家にいたりすると
なぜ今まで仕事をしているときにもっと自分を顧みなかったんだろうと
言う気がしてきたり。ものすごく後悔の念に襲われそうになったり。
心に余裕ができた分、ここ数年の色んなことが見えてきてしまって…
そういう意味ではひどい症状の中で働いていた頃よりも一番しんどかったです。
(今振り返るとですが)

そんな事もあり、むやみに復帰を意識しないことや、
何もしないことに罪悪感を感じないこと、回復が遅くても焦らないように、
など、休養の仕方にも少しずつ変化が現れました。
親友には、自分の状況をきちんと話し、これから頻繁に会えない事や
制限が色々ある事を理解してもらう事もできました。

さすがに今回の生理はかなりつらく、ひどい貧血や生理痛、
薬の効かない激しい頭痛、長引く吐き気嘔吐の症状に
精神的にも参ってしまいましたが、生理以外の症状が
少し減ってきたことで、この辺はやはり低血糖症より
婦人科の領域かな…と思ったりしていました。
そして生理が終わった後、ふいにこのブログを書いてみようと思い始めたことで
回復の兆しがほんの少し見えたように思えました。
何しろ、この頃は体力がもたないので、
やらなければならない事以外やりたくなかったですから。

2 件のコメント:

  1. ブログ拝見しました。

    >復帰のために何か勉強したり準備をしなくてはと気持ちだけがあせるのに
    >全然行動に移せず、全くやる気も出ませんでした。
    >自分でも復帰のめどが断たないことに少し焦りを感じていました。

    >冷静に症状だけをみつめると、抑えられているのですが、
    >(あくまで抑えられている感覚、治った感覚とは違ったので)
    >あまり元気な感じはしていません。まだこのころは体力がありません。

    今治療2ヶ月目ですが、
    まったく同じ気持ちです。
    自分と同じ人がいたんだと思ったら、
    気持ちが楽になれました。

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  2. mimuさん

    コメントありがとうございます。
    そして同じ気持ちの方がいたこと、私も気持ちが楽になりました。
    私は去年治療を初めてもう少しで一年がたちます。
    ゆっくりとですが確実にあの頃よりは元気になっています。

    治療記録を書くのを少し迷っていたのですが、
    そのように言っていただけたので、少しずつでも更新しようと思いました。

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