はじめに

原因不明の体調不良が実は『機能性低血糖症』だった。ここに辿り着くまで、沢山時間を費やしました。
世間ではまだ広く認知されていないこの病気、少しでも多くの人がこの苦しみから抜け出せますように。
治療体験談です。

お願い

※このブログはあくまで個人的な治療体験にもとづき、低血糖症についての情報をまとめさせていただいたものです。症状や治療法に個人差があり、全ての人に当てはまるものではございません。主観的な意見も多く含まれますので、参考程度にご覧ください。

2011/01/28

機能性低血糖症の治療 〜血液検査〜

ちょっと治療の話の前に…。
昨年のクリスマスに地域の催しで実家にサンタさんから
お菓子の詰め合わせが届きました。その中にあったスナック菓子たちです。



これら全てに低血糖症の原因となる糖分=砂糖やブドウ糖果糖液等が
入っていました。
以前から私は甘いものをあまり好まないと書いてきましたが
これを見てコンビニへ直行!私が好きだった甘くない加工食品には
必ずと言っていいほど『ブドウ糖果糖液等』の文字が…。 
がーん!これが砂糖の恐ろしさなのねーと実感した出来事でした。

さて!気を取り直して…
低血糖症の方は栄養欠乏状態にあるとお話しましたが
5時間の糖負荷検査と一緒に行う血液検査では
下記のような結果になることが多いとか。
ご参考までにどうぞ。

総コレステロール 低下
中性脂肪 低下
脂肪酸 上昇
総タンパク質 低下
カリウム 低下 (カルシウム、マグネシウムも同時低下)
LDH(乳酸水素酵素) 低下
ALP 低下(亜鉛不足)
MCV 上昇
アミラーゼ値 上昇
Hb Fe フェリチン 低下

太字は私も当てはまっていた項目で、鉄欠乏性貧血、脂質代謝異常、
副腎皮質ホルモン分泌過剰、であると説明されました。
説明してくれた栄養士さんの話によると、
血液検査の基準値とはあくまで参考値であり
検査会社が自称健康とした人々の平均値を出していたりするので、
範囲内だからといって一概に安心できないそうです。
(全てがそうではないと思いますし、そんな安易に信じれないのが私ですが…)

私も鉄欠乏性貧血の基準になるフェリチンの数値が低めではありましたが
基準値内には入っていました。
しかしこの基準値には男性も含まれているわけで、
生理のある女性と必要量が同じであると考えることが
そもそもおかしいそうで妙に納得してしまいました。

血液検査は健康診断につきものです。異常がない場合でも、
基準値の範囲内で自分の数値が低すぎないか、あるいは
高すぎないかということを意識すると、
健康維持に非常に役立つのではないでしょか。私もこの話をきいてから、
ここ数年の健康診断の血液検査の結果をよく見なおしてみたところ、
毎年徐々にカリウムが減っていたことが分かりました。
コレステロールもやはり年を追うごとに下がっていました。

こうして結果を見ながら、低血糖症に関係する栄養素の観点から振り返ると
タンパク質が極端に低い食事をとっていたことも、鉄分やミネラルも当時の
食事では十分ではなかったことも全て現れていました。
それに加えて不規則な生活やストレスにカフェイン…
やはり病気を引き起こす要素は沢山あったのでしょう。

私がこの病気になって学んだことは、健康診断の結果に踊らされないことです。
例えば基準値内にあれば一般的にコレステロールが低ければ安心します。
しかし正しい知識を持っていれば不調の原因にたどり着きやすく、
かつ予防もしやすいと思います。
通常の健康診断の血液検査では入っていない項目も多々ありますし、
例えば大病の場合、それが血液検査に現れる時にはかなり
病気が進行している状態になってからというものも少なくないそうです。
病気になって治療するより、その前に防ぐことができる方が絶対いいと思いませんか。
もっと血液検査に対する知識や意識を変えて予防医学の観点から
健康診断を行うことが大切なんじゃないかなと私は感じています。

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