はじめに

原因不明の体調不良が実は『機能性低血糖症』だった。ここに辿り着くまで、沢山時間を費やしました。
世間ではまだ広く認知されていないこの病気、少しでも多くの人がこの苦しみから抜け出せますように。
治療体験談です。

お願い

※このブログはあくまで個人的な治療体験にもとづき、低血糖症についての情報をまとめさせていただいたものです。症状や治療法に個人差があり、全ての人に当てはまるものではございません。主観的な意見も多く含まれますので、参考程度にご覧ください。

2011/02/11

機能性低血糖症の治療 〜運動療法〜

食事やサプリと同じくらい、大切なのが運動です。運動をすることで、
基礎代謝力がアップし、低血糖に対応できる身体になるそうです。

病気をしていない人でも運動が健康にいいことは知っていますよね。
それくらい運動が身体にもたらす恩恵がたくさんあります。
循環や代謝の促進、基礎体力のアップ、細胞の活性化、
心肺機能の活性化などです。低血糖症では膵臓が疲弊し、
消化吸収率も低下し、栄養欠乏により代謝率も悪く、
さらには自律神経の乱れによる様々な症状を引き起こしています。

運動により身体の機能を正常化させていくことはすなわち、
低血糖症の症状に対応できる身体を作ることなのです。

具体的には下記の3種類の運動を取り入れます。
・準備運動
・鍛錬のための運動
・循環を促す運動
参考文献:柏崎良子氏著 低血糖症と精神疾患治療の手引き 

準備運動とはストレッチなど主に身体を伸縮させることで、
血行を良くし凝り等をほぐします。
鍛錬のための運動は筋肉をつける運動です。
筋肉には糖を蓄えることができるので、
低血糖時にエネルギーに変えることができるのだそうです。
循環を促す運動。俗にいう有酸素運動でしょうか。
水泳やエアロバイクなど、筋肉を長時間使うことで、循環器を鍛えます。

他にも運動にはストレスを発散したり、
気晴らしになったりとリフッシュ効果があります。
運動を通じての社会的つながりや、交流が図れるという良い面もあります。
私も最初は『運動をしなければ』という思いで始めたため、
気乗りしない日や続かない日もありましたが(今もあります)、
反面、運動による爽快感はなんとも気持ちよく、
自分のペースをみながら、運動を取り入れることができるようになりました。
とにかく、体調を考慮して出来るところから…が大切です。
無理をしたり、運動が逆にストレスになるようでは元も子もありません。
できる時にできるだけ!


何度かお話していますが、低血糖の状態にある人でも
身体の機能がそれをカバーできれば、症状が出ない人もいます。
私は最近、自分の過去の状態から、体調不良が悪化する前から
低血糖状態(または低血糖に陥りやすい状態)にあったのではないかと
思うことがあります。ただ、それを気力で乗り切ることができ、
誰しもがたまにある『体調不良』と割り切れていたのは、
身体がそれをカバーするだけの基礎力があったからなのではないかと。

私は小・中・高と地域の活動や部活動などで、
運動が日常の一部にある生活をしてきました。
体調に変化をきたした頃、食生活が変わったことはこれまでも言っていますが、
振り返ると、同じ時期から全く運動をしなくなっていました。
低血糖症だけに限らず、心身共に不調がある人は
是非運動を取り入れてみてください。
日頃運動をしている人って、みんなハツラツとして、明るい人が多いのは
単に『体育会気質』ってだけじゃない気が近頃はしています。

0 件のコメント:

コメントを投稿