はじめに

原因不明の体調不良が実は『機能性低血糖症』だった。ここに辿り着くまで、沢山時間を費やしました。
世間ではまだ広く認知されていないこの病気、少しでも多くの人がこの苦しみから抜け出せますように。
治療体験談です。

お願い

※このブログはあくまで個人的な治療体験にもとづき、低血糖症についての情報をまとめさせていただいたものです。症状や治療法に個人差があり、全ての人に当てはまるものではございません。主観的な意見も多く含まれますので、参考程度にご覧ください。

2011/02/02

機能性低血糖症の治療 〜栄養療法・食事療法2〜

サプリによる栄養治療と食事療法には摂取の仕方(食べ方)と
食べ物に注意が必要です。

エネルギーのもとになる三大栄養素のうちブドウ糖へと変わり
一番最初にエネルギーになるのが炭水化物です。
そしてタンパク質、脂質の順であとの二つは
エネルギーに変わるまで時間がかかります。
低血糖症の場合、炭水化物がブドウ糖となって急激に吸収されてしまうため、
その後低血糖状態になってしまうお話は以前しましたね。→治療法2
炭水化物に代わって、低血糖時にブドウ糖に変わるのがタンパク質です。
タンパク質は炭水化物より血糖値の上昇がゆるやかで、
食後3時間くらいで最高値に達します。
ですから、タンパク質を食前、食中、食間にうまくとることで
血糖値を安定させることができるのです。

以上を踏まえた上で、その他食べ方・食べ物の注意点をまとめました。

<食べ方のポイント>
・何よりの基本!バランスのとれた食事を規則正しく(血糖値安定につながる)
・低血糖にならないように間食をこまめにとる。(主にタンパク質)
出来るだけ少量頻回食、就寝前にも軽食を。
・血糖値が低くなるより30分〜1時間前に間食をとる。
(5時間の糖負荷検査を参考にタイミングを見つける)
・食事の順番は野菜→タンパク質→炭水化物の順にとる
※消化吸収を助け、さらに糖質(炭水化物)を急激に吸収するのをおさえます。
・ゆっくりよくかんで食べることで、胃腸の負担を減らし消化吸収を促す。

<食べ物のポイント>
・タンパク質、ミネラル、ビタミンを含む食事を心がける
・穀物は未精製のものを(例 : 玄米、胚芽米、全粒粉の小麦粉、黒砂糖)
・糖分を控え、特に単糖類(果物)、二糖類(砂糖)に注意!
・嗜好品を避ける(アルコール・カフェイン・タバコ)
・G.I値の低い食品をとる(膵臓を休ませ、血糖値を安定させる)
・症状に合わせて適切な栄養を含む食事を!

具体的な食品やサプリ名についての記述はあえてさけました。
サプリの種類や摂取方法は症状の出方や検査結果により
患者さんごとに異なります。
お住まいや治療費の問題などから自己流で治療を始める方も
いらっしゃると思いますが、食事・サプリの効果を最大にするために
血液検査や問診はとても大切なので、出来れば最初の検査だけでも受けて
専門医の指導を仰ぐことを私はお勧めします。

※以下は私の一日の食事とサプリ摂取の流れです。
あくまで参考までにご覧頂ければとおもいます。

<朝>
食前サプリ
朝食 食べる順:野菜(ビタミンB)→肉魚等(タンパク質)→玄米(炭水化物)
食後のサプリ、処方薬

間食 / サプリ

<昼> 
食前サプリ
昼食 食べる順:野菜(ビタミンB)→肉魚等(タンパク質)→玄米(炭水化物)
食後のサプリ、処方薬

間食 / サプリ

間食※食事までの時間に応じて

<夜>  
食前サプリ
夕食 食べる順:野菜(ビタミンB)→肉魚等(タンパク質)→玄米(炭水化物)
食後のサプリ、処方薬

間食※就寝までの時間に応じて

就寝前のサプリ

0 件のコメント:

コメントを投稿