『自分は機能性低血糖症ではないか』と思った方が、治療を始めるにあたり
最初に直面する問題がきちんと治療できる医療機関が近くない!
ということでしょうか。
何度も言っております通り、この病気はまだまだお医者様・世間ともに
認知度が低いといえます。
ですから、この病気を疑って近所のクリニックや地域の病院に行ったところで
適切な治療が受けれない可能性が高いです。
なので私も、できればきちんとした専門機関で見てもらいたい
という思いを持っていました。
では具体的にどこにいけばちゃんとした治療をうけられるのか…
答えは、分かりません。…すみません。
なぜなら認知されてない病気、しかも保険外の高額医療費がかかるってことで、
どれも怪しく感じてしまったのも正直なところでしたから。
ですので!、本日は私が病院を選んだ基準などをお伝えします。
あくまで個人的な見解です。役に立たないかもしれません。。
そして先に断っておきますが、現時点で私が通院している病院の名前及び、
候補に上げていた病院名の公開をするつもりはありません。
それは自分の思いや、治療への感想、医療機関への疑問などを
正直に書きたいからです。そうはいっても、ある程度調べている方、
治療中のかたなら、文章を読んでいただければ、
私の通う病院は分かると思いますが、
とにかくここで名前を出すことはさけたいと思います。
では、では、
まず私が参考にさせて頂いたのが下記のページ。
→栄養療法(分子整合栄養医学)を採用している医療機関一覧
こちらは、低血糖症への治療法として有効といわれている
分子栄養学にもとづく治療を行っている病院の一覧です。
低血糖症を専門に扱っている医療機関が分かりやすく記されています。
ただ、このページに載っている医療機関の全てが
5時間の糖負荷検査をおこなっているかは定かではありません。
私はこの中から気になる病院で、且つ家から行ける範囲のものに目星をつけ、
それぞれのHPを見たり、評判等を調べながら病院を決めました。
【基準その1】専門機関であるかどうか。
認知度が低いからこそ、沢山の症例と治療実績をもっている機関に
診てもらいたいと思いました。
実際、私の通っている病院は日本における低血糖症治療の第一人者である医師がいました。
そしてその治療が信用のおけるものであると感じた理由の一つが、
今では当たり前になっている、ある病原菌の治療を
世間が認知する以前から行っていたことでした。
そういった前例が、低血糖症に目を向け、長い歳月の中で治療法を確立させていることへの裏付けになっている気がしたのです。
また症例という意味では、私がこの病気について調べているときに感じたのは、
実際にこの病気と診断された人の情報は発見できても、
元気になった!という情報があまりにも少ないなということでした。
ですから実際に病院に行ったときに、過去事例をいくつも見せながら、
それぞれがどのような治療を行い、どのように回復されているのかを、
きちんと説明してもらえたということも、今後の治療を任せる上で
後押しになりました。
【基準その2】信頼できるかどうか。
結局長くその病院にかかれるかは、親身になってくれるか、
きちんと向き合ってくれるか、理解してくれるかということではないでしょうか。
とくに原因不明の体調不良はいろんな病気の症状とあてはまるため、
患者自身の説明の仕方、また何科にかかったかで、
病名が大きく変わってしまう可能性があります。
その時きちんとコミュニケーションをとれるかがとても大切です。
その点に関して言うと、今かかってる病院の医師は独特なトツトツとした
しゃべり口調であるため、話をしてるこちらが『先生大丈夫?!』と
言ってしまいそうになることがあります(笑)。
しかし、事前の問診表への記入等が細かくなされているため、
他の病院では聞き流されていた事柄や、対症療法では目もくれてもらえなかった
今までの経緯などを非常に大切にしてもらっているなと感じます。
そしてその都度、ひとつひとつの症状について原因や理由を
ゆっくり説明してくださってます。
検査結果が出たときに、サプリが高額であるため強要はできないという旨、
また医療処方の範囲で治療を希望するかなども聞いてもらえたので、
こちらは営利目的ではないと感じました。
調べているとカウンセリング料だけでも、かなり高額なところがありますね。
一般の病院の概念からいったら、本当に患者のことを考えているのか疑問です。
【基準その3】ホームページ、書籍
これは私がWEBデザインに関わる仕事をしているせいもあるのですが、
個人的には判断する際にとても大きな基準となります。
まずいくつか候補にいれていた病院のホームページの作りに、
いわゆる商用的な要素をプンプン感じていました。
単に制作会社が意図したことかもしれませんが、作り手の立場からすると
怪しい通販サイトなんかに用いる手法に近いものを感じたもので、
いくら低血糖症の治療で有名なところでもちょっとなぁと思ってしまいました。
純粋に
ホームページに力をいれている=事業内容にも力をいれて信用がおける
場合もありますが、
ホームページに力を入れている=ネットビジネスで大もうけ
のパターンも五万とあるからです。
美味しいラーメン屋ほど、昔ながらのボロボロ店だったりするじゃないですか。
ホームページもきちんと整備されていないものほど実は本物!
だったりするんです。
かといって制作会社に頼らず、セキュリティ対策が万全じゃないサイトを
使っているのも、そろそろ時代遅れだとおもうので、
そういった面はぜひ改善してほしいですね。話がそれました…。
それから低血糖症の書籍を出版されている病院て結構あるかと思いますが、
糖負荷検査を行っていない患者の症例を多く載せている病院の、
検査を行わず低血糖症としている姿勢には疑問に感じてしまい
避けた理由の一つです。
以上が私が病院選びの際に気をつけたことです。
とにかく、私はもともと疑り深い性格と、これまで何度も病院に通っては
原因が判明しなかったこともあり、かなり斜めな目線で病院をみていました。
最後はやっぱり相性だと思いますので、ご自身でよく吟味した上で
判断してくださいね。
お願い
※このブログはあくまで個人的な治療体験にもとづき、低血糖症についての情報をまとめさせていただいたものです。症状や治療法に個人差があり、全ての人に当てはまるものではございません。主観的な意見も多く含まれますので、参考程度にご覧ください。
2010/12/18
2010/12/16
機能性低血糖症の検査
ラベル:
検査・病院選び
低血糖症を調べる方法それは
5時間の糖負荷検査です。
空腹時にブドウ糖を摂取し、その後の血糖値の変動をみることで
低血糖症であるか判断するための検査です。
実際にどのような流れで検査が行われるのか、
私の体験をもとにまとめてみました。
1.検査予約
まず予約をとり、問診表を送付します。
私の場合はチェック項目と、これまでの経緯を書いた紙など合計で5〜6枚
提出しました。
2.検査前日〜絶食
前日の夜9時から絶食をし、当日をむかえます。
我が家は病院まで遠かったので起床してから病院までの時間がながく
既に行きの電車でかるい貧血状態でした。
3.検査開始 ブドウ糖摂取
着後検査の説明を受けて液状のブドウ糖を摂取します。
すこしとろみのある甘い炭酸水のような感じです。
以降、カーテンで仕切った小部屋で過ごします。
途中気分が悪くなる方もいらっしゃるので簡易ベットと毛布のようなものがあります。
4.30分ごとの検温・採尿・採血
ブドウ糖を摂取してから30分ごとに検温と尿採取、血液採取をします。
3時間後からは1時間ごとになり、5時間目まで計9回です。
このとき指定の紙に自覚症状があれば記入します。
※他にも症状が出たときは都度記入します。
採血ですが何度か失敗されて計12回になりました。
このとき、看護士さんが上手く血液をとらえられず、
痛みを伴うものも何回かあり
終わったときには両腕がジャンキーのようでした。。
5.栄養士からの説明
検査が終了するまでは絶食ですが、水は摂取してよいです。
検査の間に簡単な低血糖症の概要や栄養治療の説明等があります。
6.医師の問診
途中で医師による問診があります。
事前に提出した問診表と検査時に記入している症状、体温を見ながら話をされますが、過去の症例と比較しながら私の症状がどの症例に近いかを予測して話をされました。
その際に『この人はリストカットを良くする人なんですけど…』と、
私とは当てはまらないことなどを口にしながら、まだ結果もでていない段階でタイプ分けされたことに違和感を感じ、少し配慮に欠けるなと思いました。
※結果、低血糖症ではありましたが、このとき説明された症例とは違うタイプでした。
7.点滴・エコー
5時間後、ビタミン剤を点滴し終了です。
私はエコー無しでした。
8.サプリの説明
栄養士からこの時点でとった方がよいサプリの説明を受けます。
この時もまだ検査結果がでていない段階で、サプリをすすめられることに
少し違和感を覚えました。
結局、結果を見てからということで話は終わり、
医療処方でビタミン剤がでました。
9.検査結果
結果は2週間後くらいに聞きにいきます。
この時、待っている間に血液検査やアレルギー検査の結果を書いた紙を渡されて
その後栄養士に呼ばれ、血糖値の検査結果の説明があります。
私は低血糖症だったため、今一度詳しく説明を受け、
さらに食事療法についてアドバイスをうけました。
低血糖症でない場合はどうなるのか分かりません。
10.診察
検査結果をもとに、医師の診察をうけます。
この時、血糖値のグラフを見ながら、自分の症状についての説明があり
必要な栄養素やその他の治療法についても説明をうけます。
以上が検査の流れです。
感想として、あまり採血の技術は上手いようには思えませんでした。
それから、かなり冷房がきいていて、同行した元気な母親もしきりに寒いと言っていたくらいで、体調の悪い患者には相当こたえると思います。
暑い時期でもぜひ防寒対策はお忘れなきよう。
私は検査中にそれなりに症状はでていましたが、我慢できる範囲でした。
どちらかというと検査が終わってから帰宅の電車の中でかなり具合が悪く、きつかったです。
できるだけ近くの病院で検査ができるように、もっと認知されるといいのになと思います。
病院によっては、きちんとした糖負荷検査をせずに、
診断をしているところもあるようですが、
人によって血糖曲線(血糖値をグラフ化したもの)は違うため
その人にあった治療法をさぐる意味でも必要なものだと思います。
また以前『機能性低血糖症とは』でも触れたように、
血糖値が正常であるかを判断する数値の一連の変動には
一定時間がかかるため5時間という時間がかかります。
その時間を無視した検査で結果を求めるのは非常に安易な行為といえます。
次回は、病院選びについて簡単に私の体験談をお話させて頂く予定です。
5時間の糖負荷検査です。
空腹時にブドウ糖を摂取し、その後の血糖値の変動をみることで
低血糖症であるか判断するための検査です。
実際にどのような流れで検査が行われるのか、
私の体験をもとにまとめてみました。
1.検査予約
まず予約をとり、問診表を送付します。
私の場合はチェック項目と、これまでの経緯を書いた紙など合計で5〜6枚
提出しました。
2.検査前日〜絶食
前日の夜9時から絶食をし、当日をむかえます。
我が家は病院まで遠かったので起床してから病院までの時間がながく
既に行きの電車でかるい貧血状態でした。
3.検査開始 ブドウ糖摂取
着後検査の説明を受けて液状のブドウ糖を摂取します。
すこしとろみのある甘い炭酸水のような感じです。
以降、カーテンで仕切った小部屋で過ごします。
途中気分が悪くなる方もいらっしゃるので簡易ベットと毛布のようなものがあります。
4.30分ごとの検温・採尿・採血
ブドウ糖を摂取してから30分ごとに検温と尿採取、血液採取をします。
3時間後からは1時間ごとになり、5時間目まで計9回です。
このとき指定の紙に自覚症状があれば記入します。
※他にも症状が出たときは都度記入します。
採血ですが何度か失敗されて計12回になりました。
このとき、看護士さんが上手く血液をとらえられず、
痛みを伴うものも何回かあり
終わったときには両腕がジャンキーのようでした。。
5.栄養士からの説明
検査が終了するまでは絶食ですが、水は摂取してよいです。
検査の間に簡単な低血糖症の概要や栄養治療の説明等があります。
6.医師の問診
途中で医師による問診があります。
事前に提出した問診表と検査時に記入している症状、体温を見ながら話をされますが、過去の症例と比較しながら私の症状がどの症例に近いかを予測して話をされました。
その際に『この人はリストカットを良くする人なんですけど…』と、
私とは当てはまらないことなどを口にしながら、まだ結果もでていない段階でタイプ分けされたことに違和感を感じ、少し配慮に欠けるなと思いました。
※結果、低血糖症ではありましたが、このとき説明された症例とは違うタイプでした。
7.点滴・エコー
5時間後、ビタミン剤を点滴し終了です。
私はエコー無しでした。
8.サプリの説明
栄養士からこの時点でとった方がよいサプリの説明を受けます。
この時もまだ検査結果がでていない段階で、サプリをすすめられることに
少し違和感を覚えました。
結局、結果を見てからということで話は終わり、
医療処方でビタミン剤がでました。
9.検査結果
結果は2週間後くらいに聞きにいきます。
この時、待っている間に血液検査やアレルギー検査の結果を書いた紙を渡されて
その後栄養士に呼ばれ、血糖値の検査結果の説明があります。
私は低血糖症だったため、今一度詳しく説明を受け、
さらに食事療法についてアドバイスをうけました。
低血糖症でない場合はどうなるのか分かりません。
10.診察
検査結果をもとに、医師の診察をうけます。
この時、血糖値のグラフを見ながら、自分の症状についての説明があり
必要な栄養素やその他の治療法についても説明をうけます。
以上が検査の流れです。
感想として、あまり採血の技術は上手いようには思えませんでした。
それから、かなり冷房がきいていて、同行した元気な母親もしきりに寒いと言っていたくらいで、体調の悪い患者には相当こたえると思います。
暑い時期でもぜひ防寒対策はお忘れなきよう。
私は検査中にそれなりに症状はでていましたが、我慢できる範囲でした。
どちらかというと検査が終わってから帰宅の電車の中でかなり具合が悪く、きつかったです。
できるだけ近くの病院で検査ができるように、もっと認知されるといいのになと思います。
病院によっては、きちんとした糖負荷検査をせずに、
診断をしているところもあるようですが、
人によって血糖曲線(血糖値をグラフ化したもの)は違うため
その人にあった治療法をさぐる意味でも必要なものだと思います。
また以前『機能性低血糖症とは』でも触れたように、
血糖値が正常であるかを判断する数値の一連の変動には
一定時間がかかるため5時間という時間がかかります。
その時間を無視した検査で結果を求めるのは非常に安易な行為といえます。
次回は、病院選びについて簡単に私の体験談をお話させて頂く予定です。
2010/12/13
低血糖症の原因2 〜体質〜
ラベル:
原因
低血糖症の原因には体質が大きく関係しているとお話しました。
一般女子に比べて私は甘いものが好きなほうではありません。
食生活も乱れていたけれど、忙しい現代人にはもっと乱れた生活を送りながら
元気な人は何人もいます。
そうなんです、低血糖症は様々な原因と体質的要因が
重なったときに引き起こされるもの。
低血糖症になっても、身体の機能がそれをカバーできれば
症状を自覚せず、日常生活も問題なくおくれているという方もいます。
では低血糖症と複雑に関係する体質的要因について見ていきましょう。
・先天的に消化機能が弱い、胃下垂・胃酸過多
・貧血体質
・アレルギー体質
・先天的糖尿病、膵臓の機能障害
※病院では親族の糖尿病歴なども聞かれるので、
本人の病歴だけでなく遺伝的体質も関係してくるとおもいます。
・自律神経失調症
・甲状腺機能障害
・ビタミンB依存(通常のひとより先天的にビタミンBの必要量が多い)
以上が機能性低血糖症になりやすい体質といわれています。
これらの体質をもっていると、
血糖調節に対応する機能に異常をきたしやすかったり、
機能を正常に保つための栄養素が足りない状態であったり、上手く取り入れられない状態にあったりします。またこのような事態に対抗するホルモンを作り出すことが困難な場合もあります。
そのため、前回お話しした原因がなにかしら発生した時に、
通常よりも身体の機能を正常に保つことが難しいのです。
私が検査にふみきる前に得た情報ではこれらのことが分かりませんでした。
そのため、どうしてもその原因と自身のおかれている状況とがマッチせず
なかなかその一歩を踏み出せませんでした。
実際に検査の結果をうけてなお、本当にこの病気なんだろうかと
考えてしまうこともありました。
しかし、原因についての知識が増えるにつれ、ひとつひとつの原因が
小さなものでも、それが重なりあって、今の状態がひきおこされたのだと、
全てが一本の線でつながる思いがしました。
個人的な話をすれば、以前、経緯にも書いた通り、
小さい頃から胃腸虚弱と疲れやすい体質でした。
よく、お腹を壊し、胃酸も多く、空腹時にはめまいなどを自覚していました。
また絵に描いたように規則正しい生活と栄養満点の食事をしていてもなお
定期的に偏頭痛と吐き気、強いPMSを抱えていました。
つまり、血糖調節機能に異常をきたしやすい体質を、
なんとか理想的な生活で保っている状態だったのでしょう。
そこにきて、転職にともないこれまでの生活パターンががらりと変わり、
徐々に不規則になっていきました。
食事もコンビニでのお弁当や、ファーストフードも増えました。
そして、私の自炊は今思えば一見きちんと手作りしていても、炭水化物の量が非常に多かったのです。うどんも大好きでした。
野菜を補うために野菜ジュースや、アップルジュースを飲んでいましたが、
この病気の観点から言えばこれもまたいけなかったのでしょう。
甘いものは苦手なのですが、元気が出るような気がして
以前より食べる量が増していたのは確かです。
その時は苦手だった甘さが非常においしく感じていました。
そして私は甘いものをほとんど食べないのですが、ラムネ菓子やグミ、綿菓子などのまるまる砂糖でできてるお菓子だけは好きだったのです。
毎日食べるわけではないのですが、一回の摂取量は多かったと自覚しています。
そして忙しい仕事ゆえ、寝る時間も遅くなり、
一時期ストレスも非常に感じていました。仕事のストレスが減っても
今までの理想的な生活が維持できない自分に対してのストレスは常に感じていました。
また社会人になって変わったことはカフェインの量。
コーヒーが大好きで、日に何回もコーヒーを飲んでいる時期がありました。
お腹を下しやすいので、途中からそれは緑茶や紅茶に変わりましたが、
そのときの摂取量は日に何杯も。緑茶にもカフェインはありますね。
今思えば健康だったころは十六茶や麦茶、爽健美茶などのカフェンレスや低カフェインの飲みのもばかり好んで飲んでいました。
人の身体の仕組みって本当によくできてると感心してしまいます。
これはもう末期の頃ですが、コーラが無性に飲みたくなりよく飲んでいました(月に一度程度ですが、以前の私から考えると飲んでいる方です。)
コーラは砂糖もカフェインも入ってます。。。もう終わってますね。
また元気がでないと、スポーツ飲料のようなものを飲んでいました。
これも膵臓に負担をかける添加物たっぷりです。
もうこの頃には症状から考えて、低血糖症を引き起こしていたので、
こういったものを欲する状態にあることはうなづけますが、
こうした行為が悪循環を引き起こしていたなんて当時の私には知る由もありません。
治療段階の今でも、治療方法も含め疑問に思うこと、消化しきれていないことがまだまだありますが、検査をしてみて、また生活を振り返ってみて、
身体の機能が疲れていることは確かです。
この原因を知れたことは自分が食生活を見直すうえで、また食事療法をする上で、非常に役に立っているし、動悸づけにもなっています。
検査するほどではないけれど、これらの原因や生活条件、体質に
心当たりのある方は、まずそういったことに気をつけるだけでも
変わってくるのではないでしょうか。
一般女子に比べて私は甘いものが好きなほうではありません。
食生活も乱れていたけれど、忙しい現代人にはもっと乱れた生活を送りながら
元気な人は何人もいます。
そうなんです、低血糖症は様々な原因と体質的要因が
重なったときに引き起こされるもの。
低血糖症になっても、身体の機能がそれをカバーできれば
症状を自覚せず、日常生活も問題なくおくれているという方もいます。
では低血糖症と複雑に関係する体質的要因について見ていきましょう。
・先天的に消化機能が弱い、胃下垂・胃酸過多
・貧血体質
・アレルギー体質
・先天的糖尿病、膵臓の機能障害
※病院では親族の糖尿病歴なども聞かれるので、
本人の病歴だけでなく遺伝的体質も関係してくるとおもいます。
・自律神経失調症
・甲状腺機能障害
・ビタミンB依存(通常のひとより先天的にビタミンBの必要量が多い)
以上が機能性低血糖症になりやすい体質といわれています。
これらの体質をもっていると、
血糖調節に対応する機能に異常をきたしやすかったり、
機能を正常に保つための栄養素が足りない状態であったり、上手く取り入れられない状態にあったりします。またこのような事態に対抗するホルモンを作り出すことが困難な場合もあります。
そのため、前回お話しした原因がなにかしら発生した時に、
通常よりも身体の機能を正常に保つことが難しいのです。
私が検査にふみきる前に得た情報ではこれらのことが分かりませんでした。
そのため、どうしてもその原因と自身のおかれている状況とがマッチせず
なかなかその一歩を踏み出せませんでした。
実際に検査の結果をうけてなお、本当にこの病気なんだろうかと
考えてしまうこともありました。
しかし、原因についての知識が増えるにつれ、ひとつひとつの原因が
小さなものでも、それが重なりあって、今の状態がひきおこされたのだと、
全てが一本の線でつながる思いがしました。
個人的な話をすれば、以前、経緯にも書いた通り、
小さい頃から胃腸虚弱と疲れやすい体質でした。
よく、お腹を壊し、胃酸も多く、空腹時にはめまいなどを自覚していました。
また絵に描いたように規則正しい生活と栄養満点の食事をしていてもなお
定期的に偏頭痛と吐き気、強いPMSを抱えていました。
つまり、血糖調節機能に異常をきたしやすい体質を、
なんとか理想的な生活で保っている状態だったのでしょう。
そこにきて、転職にともないこれまでの生活パターンががらりと変わり、
徐々に不規則になっていきました。
食事もコンビニでのお弁当や、ファーストフードも増えました。
そして、私の自炊は今思えば一見きちんと手作りしていても、炭水化物の量が非常に多かったのです。うどんも大好きでした。
野菜を補うために野菜ジュースや、アップルジュースを飲んでいましたが、
この病気の観点から言えばこれもまたいけなかったのでしょう。
甘いものは苦手なのですが、元気が出るような気がして
以前より食べる量が増していたのは確かです。
その時は苦手だった甘さが非常においしく感じていました。
そして私は甘いものをほとんど食べないのですが、ラムネ菓子やグミ、綿菓子などのまるまる砂糖でできてるお菓子だけは好きだったのです。
毎日食べるわけではないのですが、一回の摂取量は多かったと自覚しています。
そして忙しい仕事ゆえ、寝る時間も遅くなり、
一時期ストレスも非常に感じていました。仕事のストレスが減っても
今までの理想的な生活が維持できない自分に対してのストレスは常に感じていました。
また社会人になって変わったことはカフェインの量。
コーヒーが大好きで、日に何回もコーヒーを飲んでいる時期がありました。
お腹を下しやすいので、途中からそれは緑茶や紅茶に変わりましたが、
そのときの摂取量は日に何杯も。緑茶にもカフェインはありますね。
今思えば健康だったころは十六茶や麦茶、爽健美茶などのカフェンレスや低カフェインの飲みのもばかり好んで飲んでいました。
人の身体の仕組みって本当によくできてると感心してしまいます。
これはもう末期の頃ですが、コーラが無性に飲みたくなりよく飲んでいました(月に一度程度ですが、以前の私から考えると飲んでいる方です。)
コーラは砂糖もカフェインも入ってます。。。もう終わってますね。
また元気がでないと、スポーツ飲料のようなものを飲んでいました。
これも膵臓に負担をかける添加物たっぷりです。
もうこの頃には症状から考えて、低血糖症を引き起こしていたので、
こういったものを欲する状態にあることはうなづけますが、
こうした行為が悪循環を引き起こしていたなんて当時の私には知る由もありません。
治療段階の今でも、治療方法も含め疑問に思うこと、消化しきれていないことがまだまだありますが、検査をしてみて、また生活を振り返ってみて、
身体の機能が疲れていることは確かです。
この原因を知れたことは自分が食生活を見直すうえで、また食事療法をする上で、非常に役に立っているし、動悸づけにもなっています。
検査するほどではないけれど、これらの原因や生活条件、体質に
心当たりのある方は、まずそういったことに気をつけるだけでも
変わってくるのではないでしょうか。
2010/12/04
低血糖症の原因
ラベル:
原因
さてさて、本日はいったいなんでこの病気になっちゃうの?というお話。
ネットで低血糖症と調べた時に目にするのは、
甘いものの食べ過ぎが原因で…という文章。
この書き方なんて安易なんだ!?とひねくれ者の私は思ってしまいます。
低血糖症の検査に踏み切る前に、私を躊躇させたものの一つが
この甘いもの云々…です。
なぜなら私は甘いものが好きではないからです。
その辺りも含めて本日は説明させて頂きたいと思います。
その前に!
低血糖症のメカニズムを簡単にご説明しますね。
低血糖症になってしまうとき体内ではどのようなことが起こっているのかといいますと…
①血糖値を上昇させやすい食べ物を摂取、血糖値が急上昇
※血糖値とは血中のブトウ糖量のことです
↓
②膵臓からインスリンが分泌され血糖値を調整しようとする
膵臓に負担が…
↓
③インスリン分泌により血糖値が急激に下がる
↓
④これらを繰り返すうちに膵臓の機能に支障をきたし、低血糖に
↓
⑤下がりすぎた血糖値を上げるため副腎よりアドレナリンが分泌
ノルアドレナリンも分泌
↓
⑥上記ホルモン分泌により自律神経の働きが乱れる
↓
⑦この状態が繰り返されたり続くことで、低血糖症、体調不良に…
※私なりの解釈です。表現に間違いがございましたら、ご指摘ください。
以上を頭に入れていただいた上で、原因を見ていただくと
分かりやすいかと思います。
それでは本題にはいりましょう。
【低血糖症の原因】
●食生活の乱れ、不摂生 (糖質の過剰摂取)
機能性低血糖症の多くが食生活の乱れによって起こっているとのこと。
厳密にいうと、糖質の過剰摂取です。
これが甘いものの食べ過ぎと言われるゆえんかもしれませんが、
メカニズムの①に記載した血糖値を急上昇させるものそれが、糖質なんです。
そして膵臓に負担がかかります。
糖質というと、特に精製した白砂糖なんかはもちろんなんですが、
砂糖や、ぶどう糖果糖液糖を使ったスナック菓子や食品なんかもそうなんです。
清涼飲料水などの飲み物もこれにあたります。
一見健康そうな100%のフルーツジュースも糖分が吸収されやすいので
飲み過ぎはNG!治療のときは控えます。
この他に精製した糖分は、巷で見かけるカロリーオフの食品などに、
多く添加されているものなんです。
甘いものに限らず、コンビニなどで売っている加工食品は
そういった糖分が添加されたものがほとんどなんだとか。
そうそう、低血糖症の治療に欠かせない栄養素の一つアミノ酸。
これを手軽に補給できるアミノ酸飲料なんかにも、添加されてます、ブドウ糖果糖が!それから白米や食パン、小麦粉なども糖質です。
●過食、精白炭水化物、動物性タンパク質の過剰摂取
過食は血糖値を上昇させます。
特に先ほど糖質でお話しした、白米や小麦粉などの精白炭水化物の過剰摂取は
血糖値を上昇させ、膵臓に負担をかけます。
また、動物性タンパク質の消化液は膵臓から分泌させるため
過剰摂取はやはり負担になります。
大量にピザやフライドチキンを食べるなど…
欧米食に偏った生活をしている方も要注意ですね。
●カフェイン、アルコール、タバコ
アルコールは血糖を上昇させるため過剰摂取は膵臓の機能を低下させます。
タバコ、カフェイン類も摂取すると副腎を刺激してアドレナリンを分泌、
血糖値を上昇させるそうです。
つまり、これは上記メカニズムの⑤の状態ということなんでしょうね。
カフェイン、アルコール、タバコは血糖値を不安定にさせる
要因のひとつといえます。
●ストレス、睡眠不足
ストレスは血糖値の調節に関係する副腎を疲労させます。
その他、睡眠不足や、アレルギー、精神的ストレス、外傷などは
副腎が対応しているため、同時に低血糖症に対応するのが難しくなります。
●ビタミン、ミネラル不足
ビタミンやミネラルはブドウ糖をエネルギーに代えるために
必要な栄養素ですが、それらの摂取量が少ないことで、
代謝に影響し低血糖を引き起こします。
また、体質などにより、低血糖症になりやすい人は、
正常な人より多くのビタミンを必要とすることも関連していると思います。
原因のひとつである糖質の過剰摂取はビタミンを消費するため、
摂取不足をおこします。
また冷凍食品やレトルト食品もこれらの栄養素を不足させます。
さ ら に!
上記の原因にとどまらず、低血糖症になりやすい体質というのがあるんです。
この体質というのが、実はとても大きいんじゃないかと
私自身はにらんでおります。
だって、世の中には、毎日こちらがびっくりするくらい、
甘いものばかり食べてる人で、
さらにお酒やコーヒーばっかり飲んでるひとで、
すごーく不規則な生活をしてて
ご飯もレトルトや冷凍食品ばっかりなのに!
元気にやっている人がいる…
その人はなんで低血糖症にならないの?
って思いません?
それにはやっぱり、生まれ持った体質が関係するんです。
では今日はこの辺で…。
医療の専門知識も、読解力もない私が、一つずつ理解しながら文章にする作業は
思いのほか難しいです。ゆっくり書かせてくださいな。
そう、みなさん無理は禁物!です。
ネットで低血糖症と調べた時に目にするのは、
甘いものの食べ過ぎが原因で…という文章。
この書き方なんて安易なんだ!?とひねくれ者の私は思ってしまいます。
低血糖症の検査に踏み切る前に、私を躊躇させたものの一つが
この甘いもの云々…です。
なぜなら私は甘いものが好きではないからです。
その辺りも含めて本日は説明させて頂きたいと思います。
その前に!
低血糖症のメカニズムを簡単にご説明しますね。
低血糖症になってしまうとき体内ではどのようなことが起こっているのかといいますと…
①血糖値を上昇させやすい食べ物を摂取、血糖値が急上昇
※血糖値とは血中のブトウ糖量のことです
↓
②膵臓からインスリンが分泌され血糖値を調整しようとする
膵臓に負担が…
↓
③インスリン分泌により血糖値が急激に下がる
↓
④これらを繰り返すうちに膵臓の機能に支障をきたし、低血糖に
↓
⑤下がりすぎた血糖値を上げるため副腎よりアドレナリンが分泌
ノルアドレナリンも分泌
↓
⑥上記ホルモン分泌により自律神経の働きが乱れる
↓
⑦この状態が繰り返されたり続くことで、低血糖症、体調不良に…
※私なりの解釈です。表現に間違いがございましたら、ご指摘ください。
以上を頭に入れていただいた上で、原因を見ていただくと
分かりやすいかと思います。
それでは本題にはいりましょう。
【低血糖症の原因】
●食生活の乱れ、不摂生 (糖質の過剰摂取)
機能性低血糖症の多くが食生活の乱れによって起こっているとのこと。
厳密にいうと、糖質の過剰摂取です。
これが甘いものの食べ過ぎと言われるゆえんかもしれませんが、
メカニズムの①に記載した血糖値を急上昇させるものそれが、糖質なんです。
そして膵臓に負担がかかります。
糖質というと、特に精製した白砂糖なんかはもちろんなんですが、
砂糖や、ぶどう糖果糖液糖を使ったスナック菓子や食品なんかもそうなんです。
清涼飲料水などの飲み物もこれにあたります。
一見健康そうな100%のフルーツジュースも糖分が吸収されやすいので
飲み過ぎはNG!治療のときは控えます。
この他に精製した糖分は、巷で見かけるカロリーオフの食品などに、
多く添加されているものなんです。
甘いものに限らず、コンビニなどで売っている加工食品は
そういった糖分が添加されたものがほとんどなんだとか。
そうそう、低血糖症の治療に欠かせない栄養素の一つアミノ酸。
これを手軽に補給できるアミノ酸飲料なんかにも、添加されてます、ブドウ糖果糖が!それから白米や食パン、小麦粉なども糖質です。
●過食、精白炭水化物、動物性タンパク質の過剰摂取
過食は血糖値を上昇させます。
特に先ほど糖質でお話しした、白米や小麦粉などの精白炭水化物の過剰摂取は
血糖値を上昇させ、膵臓に負担をかけます。
また、動物性タンパク質の消化液は膵臓から分泌させるため
過剰摂取はやはり負担になります。
大量にピザやフライドチキンを食べるなど…
欧米食に偏った生活をしている方も要注意ですね。
●カフェイン、アルコール、タバコ
アルコールは血糖を上昇させるため過剰摂取は膵臓の機能を低下させます。
タバコ、カフェイン類も摂取すると副腎を刺激してアドレナリンを分泌、
血糖値を上昇させるそうです。
つまり、これは上記メカニズムの⑤の状態ということなんでしょうね。
カフェイン、アルコール、タバコは血糖値を不安定にさせる
要因のひとつといえます。
●ストレス、睡眠不足
ストレスは血糖値の調節に関係する副腎を疲労させます。
その他、睡眠不足や、アレルギー、精神的ストレス、外傷などは
副腎が対応しているため、同時に低血糖症に対応するのが難しくなります。
●ビタミン、ミネラル不足
ビタミンやミネラルはブドウ糖をエネルギーに代えるために
必要な栄養素ですが、それらの摂取量が少ないことで、
代謝に影響し低血糖を引き起こします。
また、体質などにより、低血糖症になりやすい人は、
正常な人より多くのビタミンを必要とすることも関連していると思います。
原因のひとつである糖質の過剰摂取はビタミンを消費するため、
摂取不足をおこします。
また冷凍食品やレトルト食品もこれらの栄養素を不足させます。
さ ら に!
上記の原因にとどまらず、低血糖症になりやすい体質というのがあるんです。
この体質というのが、実はとても大きいんじゃないかと
私自身はにらんでおります。
だって、世の中には、毎日こちらがびっくりするくらい、
甘いものばかり食べてる人で、
さらにお酒やコーヒーばっかり飲んでるひとで、
すごーく不規則な生活をしてて
ご飯もレトルトや冷凍食品ばっかりなのに!
元気にやっている人がいる…
その人はなんで低血糖症にならないの?
って思いません?
それにはやっぱり、生まれ持った体質が関係するんです。
では今日はこの辺で…。
医療の専門知識も、読解力もない私が、一つずつ理解しながら文章にする作業は
思いのほか難しいです。ゆっくり書かせてくださいな。
そう、みなさん無理は禁物!です。
2010/12/02
機能性低血糖症とは
今回はそもそも、機能性低血糖症とはなんぞや?
というところに触れてみたいと思います。
まず誤解しないでいただくために、このブログで私が言っている低血糖症とは
一般的に糖尿病などが原因で起こるものとは別物です。
糖尿病の治療薬でおきるものや、インスリノーマ(膵島細胞腫)、胃の手術等が原因で起こるものと混同している方をみかけますが、違います!
ネット上でも『機能性低血糖症』の治療法について知りたい方に対して、上記の低血糖症と勘違いし、誤った回答や治療法を書き込まれているのを見たことがあり、少しでもそういった誤解が減ることを願い、最初に述べさせていただきました。
※ただ糖尿病でも低血糖症にはなり得ます。
私個人としては病名に関しては、すごく勘違いしやすいので何か別の名称にしたらいいのになと安易に思ってしまいます。
ではここからが、本題。
機能性低血糖症を簡単にいうと、血糖調節異常といったところでしょうか。
これにより体内のホルモンバランス等が乱れたり、過剰分泌されたりして様々な症状を引き起こします。
症状は身体的なものから精神的なものまで広範囲にわたり、それらの様々な症状から別の病気と誤診されることもしばしばです。この病気は別名、『偉大なる物まね師』と呼ばれていることからもその症状の広さが伺えるでしょう。
下記が症状の一部です。
●身体面での症状
異常な疲労感
めまい、ふらつき、立ちくらみ
頭痛、偏頭痛
眼球の痛み
目のかすみ
動悸、発汗、不安定な呼吸
手足の冷え、震え
ため息、生あくび
筋肉痛、胸痛、狭心痛
胃腸虚弱、口臭、下痢、便秘
食後のねむたさ、朝おきられない、起床時の疲れ
湿疹、アレルギー、関節炎
体温の上昇
失神発作
生理前緊張症
肥満、体重減少
甘いものが無性に食べたい
●精神面での症状
自律神経失調症
うつ症状(不安、恐怖、焦燥)
集中力・判断力の低下
感情の抑制ができない
引きこもり
完璧主義
健康の認識基準が低い
自責の念が強い
過度に目的志向
自責の念が強い
ストレスを受けやすい
不眠と悪夢
キレる
感情表現の欠如
など
※参考文献:柏崎良子氏著 低血糖症と精神疾患治療の手引き
※参考HP:低血糖症治療の会ホームページ)
血糖調節異常についてもう少し詳しく説明しますと…
通常、糖分や炭水化物などを摂取したあと、血糖値は上昇します。この時膵臓から 分泌されるインスリンが血糖を調節して常に正常値を保とうとします。健常な人である場合、例えば空腹時にジュースを飲むと1時間くらいの間に血糖値が上昇 し、その後3〜4時間くらいかけて徐々に血糖値を正常に戻していくという流れになります。
これに対して、血糖値が低すぎたり低いままでとどまるのが低血糖症の特徴です。
それは大きく二つに分かれます。まず、糖分摂取後の血糖値の上昇が正常値を上回り、さらに3、4時間後に正常値に下がっていくはずの血糖値が正常値を大きく下回るパターン。
この血糖値の上下変動が大きいものを『反応性低血糖症』といいます。
もう一方は、30分〜1間後の血糖値が上昇しておらず、その後も低いままでとどまるパターン。こちらは『無反応性低血糖症』とよび、反応性に比べて重症な場合が多いそうです。
※ちなみに私は無反応性低血糖症です。
この時、体内では数値を正常に戻そうとインスリンが大量に分泌されたり、他にも身体を正常に保つ様々な機能に影響を及ぼします。内分泌系が乱れ、自律神経に支障をきたすことで不調な症状が現れるのです。
しかしこの病気、お医者様の間でもまだまだ認知度が低い病気だそうで、冒頭でも説明した糖尿病のそれを引き合いにだして、低血糖症じゃないから〜とはなから否定されて終わりなんて人もいるそうです。
じゃあどうやってこの病気を調べるのかといいますと、
5時間の糖負荷検査
であります。 空腹状態の身体にブドウ糖を摂取してその後30分ごとに血液を採取し、血糖値の変動の仕方を調べます。それによって低血糖症であるか正常であるかの判断をします。
検査の詳細はまた追って…。
さきほど、健康な人が正常値に戻るのが4時間くらいと書きましたがつまり、正常な血糖値の変動が起きているかを調べるには、5時間という時間が必要なんです。ですから糖尿病外来などで行っている血糖値の検査や、通常の健康診断の血液検査ではその一部の切り取りにすぎないため異常とは判断されないということなんです。
これが明らかに不調を感じているのに、検査結果は陰性となる理由です。
私も専門機関での診断前は上記の多くの症状にあてはまっていました。(私の症状はこちら)
若年性更年期障害、脳神経系の病気、糖尿病、慢性疲労症候群、自律神経失調症、うつ病、甲状腺機能障害 などを疑いました。予想はたてるものの、どれもしっくりこない、 健康診断でも数値は正常でした。不定愁訴と片付けてこのまま一生この身体とつきあっていくしかないのか、日を追うごとに気力体力が限界に向っていたことを思い出します。
では、この低血糖症、何が原因でおこるのでしょうか…。
それは次回につづきます。
というところに触れてみたいと思います。
まず誤解しないでいただくために、このブログで私が言っている低血糖症とは
一般的に糖尿病などが原因で起こるものとは別物です。
糖尿病の治療薬でおきるものや、インスリノーマ(膵島細胞腫)、胃の手術等が原因で起こるものと混同している方をみかけますが、違います!
ネット上でも『機能性低血糖症』の治療法について知りたい方に対して、上記の低血糖症と勘違いし、誤った回答や治療法を書き込まれているのを見たことがあり、少しでもそういった誤解が減ることを願い、最初に述べさせていただきました。
※ただ糖尿病でも低血糖症にはなり得ます。
私個人としては病名に関しては、すごく勘違いしやすいので何か別の名称にしたらいいのになと安易に思ってしまいます。
ではここからが、本題。
機能性低血糖症を簡単にいうと、血糖調節異常といったところでしょうか。
これにより体内のホルモンバランス等が乱れたり、過剰分泌されたりして様々な症状を引き起こします。
症状は身体的なものから精神的なものまで広範囲にわたり、それらの様々な症状から別の病気と誤診されることもしばしばです。この病気は別名、『偉大なる物まね師』と呼ばれていることからもその症状の広さが伺えるでしょう。
下記が症状の一部です。
●身体面での症状
異常な疲労感
めまい、ふらつき、立ちくらみ
頭痛、偏頭痛
眼球の痛み
目のかすみ
動悸、発汗、不安定な呼吸
手足の冷え、震え
ため息、生あくび
筋肉痛、胸痛、狭心痛
胃腸虚弱、口臭、下痢、便秘
食後のねむたさ、朝おきられない、起床時の疲れ
湿疹、アレルギー、関節炎
体温の上昇
失神発作
生理前緊張症
肥満、体重減少
甘いものが無性に食べたい
●精神面での症状
自律神経失調症
うつ症状(不安、恐怖、焦燥)
集中力・判断力の低下
感情の抑制ができない
引きこもり
完璧主義
健康の認識基準が低い
自責の念が強い
過度に目的志向
自責の念が強い
ストレスを受けやすい
不眠と悪夢
キレる
感情表現の欠如
など
※参考文献:柏崎良子氏著 低血糖症と精神疾患治療の手引き
※参考HP:低血糖症治療の会ホームページ)
血糖調節異常についてもう少し詳しく説明しますと…
通常、糖分や炭水化物などを摂取したあと、血糖値は上昇します。この時膵臓から 分泌されるインスリンが血糖を調節して常に正常値を保とうとします。健常な人である場合、例えば空腹時にジュースを飲むと1時間くらいの間に血糖値が上昇 し、その後3〜4時間くらいかけて徐々に血糖値を正常に戻していくという流れになります。
これに対して、血糖値が低すぎたり低いままでとどまるのが低血糖症の特徴です。
それは大きく二つに分かれます。まず、糖分摂取後の血糖値の上昇が正常値を上回り、さらに3、4時間後に正常値に下がっていくはずの血糖値が正常値を大きく下回るパターン。
この血糖値の上下変動が大きいものを『反応性低血糖症』といいます。
もう一方は、30分〜1間後の血糖値が上昇しておらず、その後も低いままでとどまるパターン。こちらは『無反応性低血糖症』とよび、反応性に比べて重症な場合が多いそうです。
※ちなみに私は無反応性低血糖症です。
この時、体内では数値を正常に戻そうとインスリンが大量に分泌されたり、他にも身体を正常に保つ様々な機能に影響を及ぼします。内分泌系が乱れ、自律神経に支障をきたすことで不調な症状が現れるのです。
しかしこの病気、お医者様の間でもまだまだ認知度が低い病気だそうで、冒頭でも説明した糖尿病のそれを引き合いにだして、低血糖症じゃないから〜とはなから否定されて終わりなんて人もいるそうです。
じゃあどうやってこの病気を調べるのかといいますと、
5時間の糖負荷検査
であります。 空腹状態の身体にブドウ糖を摂取してその後30分ごとに血液を採取し、血糖値の変動の仕方を調べます。それによって低血糖症であるか正常であるかの判断をします。
検査の詳細はまた追って…。
さきほど、健康な人が正常値に戻るのが4時間くらいと書きましたがつまり、正常な血糖値の変動が起きているかを調べるには、5時間という時間が必要なんです。ですから糖尿病外来などで行っている血糖値の検査や、通常の健康診断の血液検査ではその一部の切り取りにすぎないため異常とは判断されないということなんです。
これが明らかに不調を感じているのに、検査結果は陰性となる理由です。
私も専門機関での診断前は上記の多くの症状にあてはまっていました。(私の症状はこちら)
若年性更年期障害、脳神経系の病気、糖尿病、慢性疲労症候群、自律神経失調症、うつ病、甲状腺機能障害 などを疑いました。予想はたてるものの、どれもしっくりこない、 健康診断でも数値は正常でした。不定愁訴と片付けてこのまま一生この身体とつきあっていくしかないのか、日を追うごとに気力体力が限界に向っていたことを思い出します。
では、この低血糖症、何が原因でおこるのでしょうか…。
それは次回につづきます。
2010/12/01
症状まとめ
ラベル:
私の症状:身体
以前、体調不良の症状を時系列でまとめましたが、
少し分かりにくい気がしたので、症状ごとにもまとめてみました。
あくまで私個人にでていた症状です。参考程度にご覧ください。
※文中にでてくる初期、後期といった言葉は、体調不良が悪化してから検査で病名がわかるまでの数年間を自分で3つくらいの期間にわけてこのように読んでます。
● 眼球の痛み、頭痛、吐き気・嘔吐
上記三つが特に目立った症状で、元々体調不良が悪化する前から定期的に起きていたものです。はじめは何となく眼球の違和感からはじまり、目の奥をつぶされているような痛みに変わります。そして肩や首、頭へと徐々に痛みを増して広がっていきますが、空腹感を伴ってくるとさらに悪化していき、ご飯をたべれば治るような気がしていました。何かを口にするタイミングがあうと、復活できる、あわないと最終的に立っていられない程の痛みになり嘔吐までいくという感じです。低血糖症という病気を知る前からよく、『ご飯食べると治る気がする』と口にしていました。そうはいっても、食べて治ることは極まれでした。
また寝れば治る気もしていて、実際に一回深い眠りにおちると症状は軽減していました。まとめて書きましたがこれらの三つの症状がそれぞれに出る場合もあります。
●PMSの悪化 (卵巣の痛み、子宮を刺すような痛み)、生理痛
生理前の気持ちの落ち込み度やイライラ感が自分でコントロールできる範囲をこえていました。卵巣の鈍痛や引きつるような痛み、子宮に針を刺しているような痛みが突然襲ってきて冷や汗がでるということが月1程度起こっていました。
他にもおなかが異常に張り、腰回りがむくむのか、この時期はふた周りくらい大きく感じました。
生理痛は腺筋症の疑いもあるので、何ともいえませんが一旦治まっていたものが後期になると復活し、痛みが出ると寝れません。痛みで目が覚めることもあります。子宮の中をえぐられて、内臓と絡めながらぞうきん絞りされてる感じです。とにかく痛くて引きつります。
●腰回りの重み、不快感
主に生理前に見られていた症状ですが、朝起きると腰が重たく、布団の中に沈み込みそうな感覚で起き上がれなくなります。腰回りがなんとも不快で、動いていても寝ころんでいても気持ちが悪く、自分でどうしていいか分からなくなります。イライラを伴うことも多かったきがします。
●手足のむくみ、つる
とにかく全身がよくつっていました。ふくらはぎ、肩、舌、首等々。そしてむくみはひどくなる一方。こちらも症状は生理前になると目に見えてひどく、ひどいときは週に何度もリフレクソロジーに通って和らげていました。ゆるめのパンツが、はち切れんばかりにつっぱり、靴のサイズも1サイズ以上変わり、革のパンプスが破れる始末。スニーカーもきつくて履けず、かかとを踏んでいました。特に足が顕著で、むくみが出ると気持ちがわるく、普通に生活することが困難でした。ひどいときは右足のふくらはぎの一部がうっ血しているような痛みが発生し、歩くことが苦痛でした。全身の気持ち悪さを感じるときは、たいてい手をみると指がむくんでいるので、そうやって症状の具合を確認していました。
● 動悸、めまい
1年程前に体調不良がさらに悪化し、症状が変化したころから頻繁にでるようになりました。生理前からはじまり、生理が終わるまでのあいだ、ひどいときは1ヶ月のうち3週間くらい、これらの症状を自覚していました。目の前が常にふらふらしている感覚と、合わせて心臓がドキドキしてきて(脈拍はあまり感じられません、どちらかというと押さえつけられて息がしにくい)息があがります。胸を押さえて、深呼吸すると気持ち的に楽になりますが、仕事中に耐えきれなくて、トイレに駆け込みしゃがみこむとこもしばしば。夏場は特にひどい気がします。
●のぼせ(体温調節が上手くいかない)
めまいと一緒にきてみたり、頭痛の前にきてみたり、なんとなく体調が悪い日は決まって出ている症状です。全身の血液が急に拡張するような感じで、じわりと汗がでてくるような…かと思えば、上手く汗がかけず身体から熱を放出できてない感じだったり、何とも気持ちが悪いです。熱が身体にこもっている感じのときは頭がうまく働かず、体温をはかると36度後半から7度前半の微熱が出ていることがよくありました。症状がひくと平熱に戻ります。
氷を口に含んだり、ガスウォーターを口にすると楽になる気がしました。
●リンパ節の痛み
生理前の特に疲れを感じているときにでていました。首、脇の下、鼠蹊部にランダムに現れ、特に脇の下は痛みが強く、触るとゴリッとしたリンパ節の腫れのようなものが確認できます。いつの間にか症状はひいています。上記ののぼせなどと合わせて出ていることもありました。
●腰痛・肩こり
とにかく日常的によく凝ります。が、体調不良とともに悪化しました。冷えたり、ずっと同 じ姿勢のままだとすぐ症状がでてきます。また頭痛が起こる日は痛みに敏感で、肩凝りが原因で頭痛がするのか、頭痛が原因で肩が凝るのか分からないくらい、 一体化しています。肩がはっていてゴリゴリします。腰は特に左側が詰まった感じになり、生理前は身体を起こしているのが辛いくらい痛いです。
マッサージに行って根こそぎほぐしてもらうと楽になります。
●倦怠感・疲労感
初期からずーっとぬけなかった症状。倦怠感と、腰回りの不快感やむくみが重なると、とても起きれたものではなく、何度も遅刻の連絡をしました。疲労感で朝起きれないこともしばしば。人生の中で風邪で学校を休んだことはありましたが、疲労や倦怠感で寝坊したことも、学校や仕事を休んだこともなかった私は嫌悪感や罪悪感でいっぱいになり、この症状はかなりストレスでした。病気によるこれは、ス ポーツや遊びで次の日疲れるのとは比になりません。
●下痢
胃腸が弱い私ですが、とくに09年の夏以降はほとんど毎日おなかを下しているような状態でした。ただ、ひどい腹痛をともなったものは月に数えるくらいしかないので、また下痢だとは思いつつも、いつものことといった感じでした。下痢の回数は減りましたが、理想的な便には治療中のいまもまだほど遠いです。
● 背部痛
朝起きたときに症状を自覚します。背骨とそれを支えている筋肉が痛く、みぞおち辺りの骨を押すと激痛がはしります。頻度は不確かですが、押したときの痛みは常にありました。
●胸部痛
頻度は月に数回くらいでしょうか、出るときは何日間か集中していたような気もします。胸がキューッと痛みます。何度か深く深呼吸して、痛みに耐えると徐々に和らいでいきます。そのまま症状が消えることもあれば間をおいて復活することもあります。高校生のころによく心臓が痛くなっていたときに、若くて痩せ型の女性に多くでるという、なんとか狭心症(名前忘れました)と診断されたのですが、その痛みと似てます。
●目の霞
後期の頃出てきました。週に数回、一日のうちに何回か目の前にとても薄い半透 明の膜がはったような感じでもやーっとします。自分では霞という表現はいまいちしっくりきません。瞬きしても目を洗ってもなおりません。気がつくと視界が 白くなっています。眼科では特に問題もなく、生活改善をしたころから症状はおさまっていますが、最近また少しでています。
●肌荒れ
これも初期からずっと日常的に出ている症状。おでこの吹き出物はほとんど消えず、半身浴を何度しても気休め程度。また顔の色はくすみ、クマも消えません。仕事をしていたときは鏡に映る自分の顔が別人のようで、肌つやがこうも人の顔に影響するのかと驚愕したものです。
●貧血
貧血でたちくらみがしている感覚や、気持ちが悪い感じがするこの症状は生理前にでていました。2009年の秋以降ひどく、顔が青白く唇にも血の気がなくなり、感覚的にも『私に血をください…』といった感じです(笑)症状は軽い気がしますが、顔が白すぎて鏡をみるとびっくりするというのが多いです。この時は走ってもすぐ疲れます。
●アルコールが飲めない
コップ半分や、二口程度で、一気に酔いが回りぐるぐるします。少量でも次の日起きることがしんどく、動悸などがします。サワー二杯を飲んだ日に急性アルコール中毒なのか、低血糖を起こしたのか、目の前が真っ暗になり、冷や汗と全身の倦怠感震えなどで倒れかけました。じんましんもでたりしました。
※ちなみに、健康なときの私は、サワー3杯くらいでいい気分な感じです。
●睡眠障害
最初の頃は寝ても寝た気がしないという症状でしたが、いつしか、寝付きがわるくなり、夜中に何度か目覚めるようになりました。そのうち朝起きれなくなりました。
それから昼過ぎが異常に眠く、我慢できなくなります。ひどいときは1〜2時間くらい睡魔と戦い続けました。
●薬の副作用がでやすい
これは関係あるか分かりませんが、医者から対症療法で処方された薬で吐き気などを引き起こし、効いていた漢方でも副作用が出るようになりました。強めの薬を服用後意識を失ったこともあります。また市販の風邪薬でもじんましんのようなものがでたりと、薬が身体にあっていないのではと思わされることがこの数年で何度もありました。低血糖症の治療中に耳鼻科で薬をもらったのですが、そちらも服用をつづけたところ、重度の頭痛と吐き気に襲われました。先生は通常この薬ではそういう症状は出ないと言っていましたし、低血糖症との関連は分かりません。
●じんましん・湿疹
病名が分かるまでの1年くらいは年間通して、よくじんましんがでていたように思います。風邪薬やアルコール、お風呂のあとなどなど。赤い小さな斑点がでました。また皮膚炎がおおく、耳の中や足のひらなど、薬をぬってもなかなか治らない湿疹がよくでていました。
●鼻血
後期の生理前によく鼻血がでました。小さいころ粘膜が弱く鼻の中を焼いたことがあるので鼻血に対して驚きはありませんが、以来ほとんど鼻血がでていなかったので、症状が出尽くしてついに、ここまできたかと思ってしまいました。原因が分かっていないころだったので、血液の病気も脳裏をかすめました。
●乳汁分泌
これも後期に出てきた症状。と書いてみましたが、これ自体は以前から徴候はあったように思います。ただ目に見えて汁と分かるものが分泌されたのは最後の方ですね。月に数回はあって、生理前もあれば非常に疲れた時に出る傾向のような気もします。婦人科で検査しましたが、高プロラクチン血症ではないとのことなので、やはり低血糖症で身体が上手く機能しないために出たのかなと予測しています。
少し分かりにくい気がしたので、症状ごとにもまとめてみました。
あくまで私個人にでていた症状です。参考程度にご覧ください。
※文中にでてくる初期、後期といった言葉は、体調不良が悪化してから検査で病名がわかるまでの数年間を自分で3つくらいの期間にわけてこのように読んでます。
● 眼球の痛み、頭痛、吐き気・嘔吐
上記三つが特に目立った症状で、元々体調不良が悪化する前から定期的に起きていたものです。はじめは何となく眼球の違和感からはじまり、目の奥をつぶされているような痛みに変わります。そして肩や首、頭へと徐々に痛みを増して広がっていきますが、空腹感を伴ってくるとさらに悪化していき、ご飯をたべれば治るような気がしていました。何かを口にするタイミングがあうと、復活できる、あわないと最終的に立っていられない程の痛みになり嘔吐までいくという感じです。低血糖症という病気を知る前からよく、『ご飯食べると治る気がする』と口にしていました。そうはいっても、食べて治ることは極まれでした。
また寝れば治る気もしていて、実際に一回深い眠りにおちると症状は軽減していました。まとめて書きましたがこれらの三つの症状がそれぞれに出る場合もあります。
●PMSの悪化 (卵巣の痛み、子宮を刺すような痛み)、生理痛
生理前の気持ちの落ち込み度やイライラ感が自分でコントロールできる範囲をこえていました。卵巣の鈍痛や引きつるような痛み、子宮に針を刺しているような痛みが突然襲ってきて冷や汗がでるということが月1程度起こっていました。
他にもおなかが異常に張り、腰回りがむくむのか、この時期はふた周りくらい大きく感じました。
生理痛は腺筋症の疑いもあるので、何ともいえませんが一旦治まっていたものが後期になると復活し、痛みが出ると寝れません。痛みで目が覚めることもあります。子宮の中をえぐられて、内臓と絡めながらぞうきん絞りされてる感じです。とにかく痛くて引きつります。
●腰回りの重み、不快感
主に生理前に見られていた症状ですが、朝起きると腰が重たく、布団の中に沈み込みそうな感覚で起き上がれなくなります。腰回りがなんとも不快で、動いていても寝ころんでいても気持ちが悪く、自分でどうしていいか分からなくなります。イライラを伴うことも多かったきがします。
●手足のむくみ、つる
とにかく全身がよくつっていました。ふくらはぎ、肩、舌、首等々。そしてむくみはひどくなる一方。こちらも症状は生理前になると目に見えてひどく、ひどいときは週に何度もリフレクソロジーに通って和らげていました。ゆるめのパンツが、はち切れんばかりにつっぱり、靴のサイズも1サイズ以上変わり、革のパンプスが破れる始末。スニーカーもきつくて履けず、かかとを踏んでいました。特に足が顕著で、むくみが出ると気持ちがわるく、普通に生活することが困難でした。ひどいときは右足のふくらはぎの一部がうっ血しているような痛みが発生し、歩くことが苦痛でした。全身の気持ち悪さを感じるときは、たいてい手をみると指がむくんでいるので、そうやって症状の具合を確認していました。
● 動悸、めまい
1年程前に体調不良がさらに悪化し、症状が変化したころから頻繁にでるようになりました。生理前からはじまり、生理が終わるまでのあいだ、ひどいときは1ヶ月のうち3週間くらい、これらの症状を自覚していました。目の前が常にふらふらしている感覚と、合わせて心臓がドキドキしてきて(脈拍はあまり感じられません、どちらかというと押さえつけられて息がしにくい)息があがります。胸を押さえて、深呼吸すると気持ち的に楽になりますが、仕事中に耐えきれなくて、トイレに駆け込みしゃがみこむとこもしばしば。夏場は特にひどい気がします。
●のぼせ(体温調節が上手くいかない)
めまいと一緒にきてみたり、頭痛の前にきてみたり、なんとなく体調が悪い日は決まって出ている症状です。全身の血液が急に拡張するような感じで、じわりと汗がでてくるような…かと思えば、上手く汗がかけず身体から熱を放出できてない感じだったり、何とも気持ちが悪いです。熱が身体にこもっている感じのときは頭がうまく働かず、体温をはかると36度後半から7度前半の微熱が出ていることがよくありました。症状がひくと平熱に戻ります。
氷を口に含んだり、ガスウォーターを口にすると楽になる気がしました。
●リンパ節の痛み
生理前の特に疲れを感じているときにでていました。首、脇の下、鼠蹊部にランダムに現れ、特に脇の下は痛みが強く、触るとゴリッとしたリンパ節の腫れのようなものが確認できます。いつの間にか症状はひいています。上記ののぼせなどと合わせて出ていることもありました。
●腰痛・肩こり
とにかく日常的によく凝ります。が、体調不良とともに悪化しました。冷えたり、ずっと同 じ姿勢のままだとすぐ症状がでてきます。また頭痛が起こる日は痛みに敏感で、肩凝りが原因で頭痛がするのか、頭痛が原因で肩が凝るのか分からないくらい、 一体化しています。肩がはっていてゴリゴリします。腰は特に左側が詰まった感じになり、生理前は身体を起こしているのが辛いくらい痛いです。
マッサージに行って根こそぎほぐしてもらうと楽になります。
●倦怠感・疲労感
初期からずーっとぬけなかった症状。倦怠感と、腰回りの不快感やむくみが重なると、とても起きれたものではなく、何度も遅刻の連絡をしました。疲労感で朝起きれないこともしばしば。人生の中で風邪で学校を休んだことはありましたが、疲労や倦怠感で寝坊したことも、学校や仕事を休んだこともなかった私は嫌悪感や罪悪感でいっぱいになり、この症状はかなりストレスでした。病気によるこれは、ス ポーツや遊びで次の日疲れるのとは比になりません。
●下痢
胃腸が弱い私ですが、とくに09年の夏以降はほとんど毎日おなかを下しているような状態でした。ただ、ひどい腹痛をともなったものは月に数えるくらいしかないので、また下痢だとは思いつつも、いつものことといった感じでした。下痢の回数は減りましたが、理想的な便には治療中のいまもまだほど遠いです。
● 背部痛
朝起きたときに症状を自覚します。背骨とそれを支えている筋肉が痛く、みぞおち辺りの骨を押すと激痛がはしります。頻度は不確かですが、押したときの痛みは常にありました。
●胸部痛
頻度は月に数回くらいでしょうか、出るときは何日間か集中していたような気もします。胸がキューッと痛みます。何度か深く深呼吸して、痛みに耐えると徐々に和らいでいきます。そのまま症状が消えることもあれば間をおいて復活することもあります。高校生のころによく心臓が痛くなっていたときに、若くて痩せ型の女性に多くでるという、なんとか狭心症(名前忘れました)と診断されたのですが、その痛みと似てます。
●目の霞
後期の頃出てきました。週に数回、一日のうちに何回か目の前にとても薄い半透 明の膜がはったような感じでもやーっとします。自分では霞という表現はいまいちしっくりきません。瞬きしても目を洗ってもなおりません。気がつくと視界が 白くなっています。眼科では特に問題もなく、生活改善をしたころから症状はおさまっていますが、最近また少しでています。
●肌荒れ
これも初期からずっと日常的に出ている症状。おでこの吹き出物はほとんど消えず、半身浴を何度しても気休め程度。また顔の色はくすみ、クマも消えません。仕事をしていたときは鏡に映る自分の顔が別人のようで、肌つやがこうも人の顔に影響するのかと驚愕したものです。
●貧血
貧血でたちくらみがしている感覚や、気持ちが悪い感じがするこの症状は生理前にでていました。2009年の秋以降ひどく、顔が青白く唇にも血の気がなくなり、感覚的にも『私に血をください…』といった感じです(笑)症状は軽い気がしますが、顔が白すぎて鏡をみるとびっくりするというのが多いです。この時は走ってもすぐ疲れます。
●アルコールが飲めない
コップ半分や、二口程度で、一気に酔いが回りぐるぐるします。少量でも次の日起きることがしんどく、動悸などがします。サワー二杯を飲んだ日に急性アルコール中毒なのか、低血糖を起こしたのか、目の前が真っ暗になり、冷や汗と全身の倦怠感震えなどで倒れかけました。じんましんもでたりしました。
※ちなみに、健康なときの私は、サワー3杯くらいでいい気分な感じです。
●睡眠障害
最初の頃は寝ても寝た気がしないという症状でしたが、いつしか、寝付きがわるくなり、夜中に何度か目覚めるようになりました。そのうち朝起きれなくなりました。
それから昼過ぎが異常に眠く、我慢できなくなります。ひどいときは1〜2時間くらい睡魔と戦い続けました。
●薬の副作用がでやすい
これは関係あるか分かりませんが、医者から対症療法で処方された薬で吐き気などを引き起こし、効いていた漢方でも副作用が出るようになりました。強めの薬を服用後意識を失ったこともあります。また市販の風邪薬でもじんましんのようなものがでたりと、薬が身体にあっていないのではと思わされることがこの数年で何度もありました。低血糖症の治療中に耳鼻科で薬をもらったのですが、そちらも服用をつづけたところ、重度の頭痛と吐き気に襲われました。先生は通常この薬ではそういう症状は出ないと言っていましたし、低血糖症との関連は分かりません。
●じんましん・湿疹
病名が分かるまでの1年くらいは年間通して、よくじんましんがでていたように思います。風邪薬やアルコール、お風呂のあとなどなど。赤い小さな斑点がでました。また皮膚炎がおおく、耳の中や足のひらなど、薬をぬってもなかなか治らない湿疹がよくでていました。
●鼻血
後期の生理前によく鼻血がでました。小さいころ粘膜が弱く鼻の中を焼いたことがあるので鼻血に対して驚きはありませんが、以来ほとんど鼻血がでていなかったので、症状が出尽くしてついに、ここまできたかと思ってしまいました。原因が分かっていないころだったので、血液の病気も脳裏をかすめました。
●乳汁分泌
これも後期に出てきた症状。と書いてみましたが、これ自体は以前から徴候はあったように思います。ただ目に見えて汁と分かるものが分泌されたのは最後の方ですね。月に数回はあって、生理前もあれば非常に疲れた時に出る傾向のような気もします。婦人科で検査しましたが、高プロラクチン血症ではないとのことなので、やはり低血糖症で身体が上手く機能しないために出たのかなと予測しています。
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