はじめに

原因不明の体調不良が実は『機能性低血糖症』だった。ここに辿り着くまで、沢山時間を費やしました。
世間ではまだ広く認知されていないこの病気、少しでも多くの人がこの苦しみから抜け出せますように。
治療体験談です。

お願い

※このブログはあくまで個人的な治療体験にもとづき、低血糖症についての情報をまとめさせていただいたものです。症状や治療法に個人差があり、全ての人に当てはまるものではございません。主観的な意見も多く含まれますので、参考程度にご覧ください。

2010/12/01

症状まとめ

以前、体調不良の症状を時系列でまとめましたが、
少し分かりにくい気がしたので、症状ごとにもまとめてみました。
あくまで私個人にでていた症状です。参考程度にご覧ください。
※文中にでてくる初期、後期といった言葉は、体調不良が悪化してから検査で病名がわかるまでの数年間を自分で3つくらいの期間にわけてこのように読んでます。

● 眼球の痛み、頭痛、吐き気・嘔吐
上記三つが特に目立った症状で、元々体調不良が悪化する前から定期的に起きていたものです。はじめは何となく眼球の違和感からはじまり、目の奥をつぶされているような痛みに変わります。そして肩や首、頭へと徐々に痛みを増して広がっていきますが、空腹感を伴ってくるとさらに悪化していき、ご飯をたべれば治るような気がしていました。何かを口にするタイミングがあうと、復活できる、あわないと最終的に立っていられない程の痛みになり嘔吐までいくという感じです。低血糖症という病気を知る前からよく、『ご飯食べると治る気がする』と口にしていました。そうはいっても、食べて治ることは極まれでした。
また寝れば治る気もしていて、実際に一回深い眠りにおちると症状は軽減していました。まとめて書きましたがこれらの三つの症状がそれぞれに出る場合もあります。

●PMSの悪化 (卵巣の痛み、子宮を刺すような痛み)、生理痛
生理前の気持ちの落ち込み度やイライラ感が自分でコントロールできる範囲をこえていました。卵巣の鈍痛や引きつるような痛み、子宮に針を刺しているような痛みが突然襲ってきて冷や汗がでるということが月1程度起こっていました。
他にもおなかが異常に張り、腰回りがむくむのか、この時期はふた周りくらい大きく感じました。
生理痛は腺筋症の疑いもあるので、何ともいえませんが一旦治まっていたものが後期になると復活し、痛みが出ると寝れません。痛みで目が覚めることもあります。子宮の中をえぐられて、内臓と絡めながらぞうきん絞りされてる感じです。とにかく痛くて引きつります。
 
●腰回りの重み、不快感
主に生理前に見られていた症状ですが、朝起きると腰が重たく、布団の中に沈み込みそうな感覚で起き上がれなくなります。腰回りがなんとも不快で、動いていても寝ころんでいても気持ちが悪く、自分でどうしていいか分からなくなります。イライラを伴うことも多かったきがします。

 ●手足のむくみ、つる
とにかく全身がよくつっていました。ふくらはぎ、肩、舌、首等々。そしてむくみはひどくなる一方。こちらも症状は生理前になると目に見えてひどく、ひどいときは週に何度もリフレクソロジーに通って和らげていました。ゆるめのパンツが、はち切れんばかりにつっぱり、靴のサイズも1サイズ以上変わり、革のパンプスが破れる始末。スニーカーもきつくて履けず、かかとを踏んでいました。特に足が顕著で、むくみが出ると気持ちがわるく、普通に生活することが困難でした。ひどいときは右足のふくらはぎの一部がうっ血しているような痛みが発生し、歩くことが苦痛でした。全身の気持ち悪さを感じるときは、たいてい手をみると指がむくんでいるので、そうやって症状の具合を確認していました。

● 動悸、めまい
1年程前に体調不良がさらに悪化し、症状が変化したころから頻繁にでるようになりました。生理前からはじまり、生理が終わるまでのあいだ、ひどいときは1ヶ月のうち3週間くらい、これらの症状を自覚していました。目の前が常にふらふらしている感覚と、合わせて心臓がドキドキしてきて(脈拍はあまり感じられません、どちらかというと押さえつけられて息がしにくい)息があがります。胸を押さえて、深呼吸すると気持ち的に楽になりますが、仕事中に耐えきれなくて、トイレに駆け込みしゃがみこむとこもしばしば。夏場は特にひどい気がします。 

●のぼせ(体温調節が上手くいかない)
めまいと一緒にきてみたり、頭痛の前にきてみたり、なんとなく体調が悪い日は決まって出ている症状です。全身の血液が急に拡張するような感じで、じわりと汗がでてくるような…かと思えば、上手く汗がかけず身体から熱を放出できてない感じだったり、何とも気持ちが悪いです。熱が身体にこもっている感じのときは頭がうまく働かず、体温をはかると36度後半から7度前半の微熱が出ていることがよくありました。症状がひくと平熱に戻ります。
氷を口に含んだり、ガスウォーターを口にすると楽になる気がしました。

●リンパ節の痛み
生理前の特に疲れを感じているときにでていました。首、脇の下、鼠蹊部にランダムに現れ、特に脇の下は痛みが強く、触るとゴリッとしたリンパ節の腫れのようなものが確認できます。いつの間にか症状はひいています。上記ののぼせなどと合わせて出ていることもありました。 

●腰痛・肩こり
とにかく日常的によく凝ります。が、体調不良とともに悪化しました。冷えたり、ずっと同 じ姿勢のままだとすぐ症状がでてきます。また頭痛が起こる日は痛みに敏感で、肩凝りが原因で頭痛がするのか、頭痛が原因で肩が凝るのか分からないくらい、 一体化しています。肩がはっていてゴリゴリします。腰は特に左側が詰まった感じになり、生理前は身体を起こしているのが辛いくらい痛いです。
マッサージに行って根こそぎほぐしてもらうと楽になります。 

●倦怠感・疲労感
初期からずーっとぬけなかった症状。倦怠感と、腰回りの不快感やむくみが重なると、とても起きれたものではなく、何度も遅刻の連絡をしました。疲労感で朝起きれないこともしばしば。人生の中で風邪で学校を休んだことはありましたが、疲労や倦怠感で寝坊したことも、学校や仕事を休んだこともなかった私は嫌悪感や罪悪感でいっぱいになり、この症状はかなりストレスでした。病気によるこれは、ス ポーツや遊びで次の日疲れるのとは比になりません。

●下痢
胃腸が弱い私ですが、とくに09年の夏以降はほとんど毎日おなかを下しているような状態でした。ただ、ひどい腹痛をともなったものは月に数えるくらいしかないので、また下痢だとは思いつつも、いつものことといった感じでした。下痢の回数は減りましたが、理想的な便には治療中のいまもまだほど遠いです。 

● 背部痛
朝起きたときに症状を自覚します。背骨とそれを支えている筋肉が痛く、みぞおち辺りの骨を押すと激痛がはしります。頻度は不確かですが、押したときの痛みは常にありました。 

●胸部痛
頻度は月に数回くらいでしょうか、出るときは何日間か集中していたような気もします。胸がキューッと痛みます。何度か深く深呼吸して、痛みに耐えると徐々に和らいでいきます。そのまま症状が消えることもあれば間をおいて復活することもあります。高校生のころによく心臓が痛くなっていたときに、若くて痩せ型の女性に多くでるという、なんとか狭心症(名前忘れました)と診断されたのですが、その痛みと似てます。 

●目の霞
後期の頃出てきました。週に数回、一日のうちに何回か目の前にとても薄い半透 明の膜がはったような感じでもやーっとします。自分では霞という表現はいまいちしっくりきません。瞬きしても目を洗ってもなおりません。気がつくと視界が 白くなっています。眼科では特に問題もなく、生活改善をしたころから症状はおさまっていますが、最近また少しでています。  

●肌荒れ
これも初期からずっと日常的に出ている症状。おでこの吹き出物はほとんど消えず、半身浴を何度しても気休め程度。また顔の色はくすみ、クマも消えません。仕事をしていたときは鏡に映る自分の顔が別人のようで、肌つやがこうも人の顔に影響するのかと驚愕したものです。 

●貧血
貧血でたちくらみがしている感覚や、気持ちが悪い感じがするこの症状は生理前にでていました。2009年の秋以降ひどく、顔が青白く唇にも血の気がなくなり、感覚的にも『私に血をください…』といった感じです(笑)症状は軽い気がしますが、顔が白すぎて鏡をみるとびっくりするというのが多いです。この時は走ってもすぐ疲れます。 

●アルコールが飲めない
コップ半分や、二口程度で、一気に酔いが回りぐるぐるします。少量でも次の日起きることがしんどく、動悸などがします。サワー二杯を飲んだ日に急性アルコール中毒なのか、低血糖を起こしたのか、目の前が真っ暗になり、冷や汗と全身の倦怠感震えなどで倒れかけました。じんましんもでたりしました。
※ちなみに、健康なときの私は、サワー3杯くらいでいい気分な感じです。 

●睡眠障害
最初の頃は寝ても寝た気がしないという症状でしたが、いつしか、寝付きがわるくなり、夜中に何度か目覚めるようになりました。そのうち朝起きれなくなりました。
それから昼過ぎが異常に眠く、我慢できなくなります。ひどいときは1〜2時間くらい睡魔と戦い続けました。 

●薬の副作用がでやすい
これは関係あるか分かりませんが、医者から対症療法で処方された薬で吐き気などを引き起こし、効いていた漢方でも副作用が出るようになりました。強めの薬を服用後意識を失ったこともあります。また市販の風邪薬でもじんましんのようなものがでたりと、薬が身体にあっていないのではと思わされることがこの数年で何度もありました。低血糖症の治療中に耳鼻科で薬をもらったのですが、そちらも服用をつづけたところ、重度の頭痛と吐き気に襲われました。先生は通常この薬ではそういう症状は出ないと言っていましたし、低血糖症との関連は分かりません。 

●じんましん・湿疹
病名が分かるまでの1年くらいは年間通して、よくじんましんがでていたように思います。風邪薬やアルコール、お風呂のあとなどなど。赤い小さな斑点がでました。また皮膚炎がおおく、耳の中や足のひらなど、薬をぬってもなかなか治らない湿疹がよくでていました。

鼻血
後期の生理前によく鼻血がでました。小さいころ粘膜が弱く鼻の中を焼いたことがあるので鼻血に対して驚きはありませんが、以来ほとんど鼻血がでていなかったので、症状が出尽くしてついに、ここまできたかと思ってしまいました。原因が分かっていないころだったので、血液の病気も脳裏をかすめました。

●乳汁分泌
これも後期に出てきた症状。と書いてみましたが、これ自体は以前から徴候はあったように思います。ただ目に見えて汁と分かるものが分泌されたのは最後の方ですね。月に数回はあって、生理前もあれば非常に疲れた時に出る傾向のような気もします。婦人科で検査しましたが、高プロラクチン血症ではないとのことなので、やはり低血糖症で身体が上手く機能しないために出たのかなと予測しています。

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