はじめに

原因不明の体調不良が実は『機能性低血糖症』だった。ここに辿り着くまで、沢山時間を費やしました。
世間ではまだ広く認知されていないこの病気、少しでも多くの人がこの苦しみから抜け出せますように。
治療体験談です。

お願い

※このブログはあくまで個人的な治療体験にもとづき、低血糖症についての情報をまとめさせていただいたものです。症状や治療法に個人差があり、全ての人に当てはまるものではございません。主観的な意見も多く含まれますので、参考程度にご覧ください。

2010/11/22

相変わらずの日々 2010年春〜夏

これまでの経緯からやはり原因が分からず、体質的なものが
不規則な生活により悪化しているのかなと漠然と考えていました。
最終出社日を終えて、一ヶ月の有給休暇。
これから生活リズムを整えていけばきっと体調は戻ると安易に考えていたし
考えたかった。

しかし休みがはじまって一週間はこれまでの緊張の糸が切れたように
寝込んでしまい、起き上がることも億劫になりました。
その後は自分のできる範囲で、自炊したり、ウォーキングをしたり、
ただ相変わらず、極度の疲労感と倦怠感、めまいや目の霞みは定期的におこります。
少し無理をすると、その反動のように寝込んでしまうこともしばしば。
当時していた習い事は先生のいっていることがほとんど頭に入ってこない。
生理が近づくにつれ、またいつものように体が重く、腰回りが不快で思うように動けない。
正直この頃の記憶はあまりありません。

ダメ元で婦人科にいってみたものの、やはり結果は同じ。
この頃は症状からして自律神経失調症なのではと疑っていましたが
やはり病名はつかず。
そうこうしているうちに一ヶ月のお休みもあけ個人的な仕事の依頼がきていたため
フリーで仕事を再開しました。

一旦実家に戻ってなるべく規則的な生活を心がけながら
仕事に通う日々。
この間も頭痛と吐き気、嘔吐。以前からのリンパの痛みや
体ののぼせも相変わらず。この頃よくこの症状が出るときに
体温を測っていましたが、大体熱がこもる感じのときは
37度〜3分くらいの体温。その後症状がひくと36度代でした。

そしてひどいめまい、動悸、胸部痛。
5月、たえきれず漢方を飲んだ日、またも副作用なのかひどい頭痛。
布団の上を転げ回るようにもがき苦しみ、寝ていても痛さで目を覚ます始末。
頭に鉄の輪がありそれがギリギリと締め付けているようでした。
この時の頭痛のひどさは小さい頃から何度も経験していたものとはあきらかに種類が違っていました。
さすがに不安になり3年ぶりくらいにまた脳神経外科にいきました。
脳に異常はないものの、いつもより強めの薬を処方してもらいました。
また生理痛も眠れないくらいの痛さに症状が戻っていました。

この頃、以前から気になっていた 『機能性低血糖症』の検査を
受けてみようかなと思い始めます。
以前、アルコールを飲んで倒れかけたときの状況から低血糖という症状に
たどり着いたのがきっかけで見つけた病気でした。

6月頃にはトータルでみると以前より体調は落ち着いてきているような気がしていました。
4年前の体調不良が悪化する前の元気な日が月に一日、ぽっと出始めたりも。
しかし相変わらず、仕事や日常生活に支障をきたす体調不良、最後の望みをかけて
検査の予約し、この苦しみを早く断ち切るためにも結果がどうであれ、
夏を区切りに再度休みを取ることにしました。

休みだして最初の生理。相変わらずの生理痛で夜も眠れない状況。
翌朝は貧血で顔が真っ白。
しかしこの日はやはり体調不良と引っ越しを理由に
辞めることになっていた日本舞踊の最後の舞台 。
貧血以外の症状はでていなかったため、そのまま発表会へ向かいました。

お昼をすぎたころから、頭痛と吐き気、服用した薬も効きません。
ついには嘔吐。ここまではいつもと同じ流れですが。
頭痛も吐き気もどんどん激しさを増していきます。

舞台を気合いで乗り切り、やっとのことで帰宅の途につきますが、
電車を途中下車しながら、駅で何度も吐いたのに、ずっと吐き気がとまりません。
何かを口にしたら、すぐに吐き、水を飲んでもすぐに吐き。
薬を飲んでも同じ。胃腸炎には何回もなっていますが、それとも違っていました。

なかば意識を失いながら、なんとか近くの姉の家までたどり着きます。
頭痛もひどくなる一方、6月におこった尋常じゃない痛みのそれをはるかに
上回る頭痛、昼から夜中まで激しい痛みと吐き気に襲われながら
人生で初めて救急車をよばないと と思いました。
一人で痛みと格闘しているところへ姉が帰宅。
姉の指示で、何度吐いてもいいから、水を飲めといわれとにかく
飲んでは吐いてを繰り返すうちに、少しずつ水分が体に行き渡り
深夜、やっと深い眠りにつくことができました。

その後2日間くらい軽度の頭痛と重度の倦怠感で
寝込んでしまい、予約していた検査も延期しましたが
ようやく復活することができました。

そして、ついに5時間の糖負荷検査を経て、機能性低血糖症と診断が下ります。
ここまで身体的な症状を中心に書いてきました。
様々な症状があることから、すこしでも参考になればと
なるべく細かく記載しました。
検査の詳細や病院のこと、治療についてなどは別カテゴリで書いていこうと思います。

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